管理職に限らず、リーダーになったとき「どうすればいいのだろう」「自分はリーダーの器じゃない」と、いろいろ悩む人は多いと思います。
大きな組織であれ、たった3人の部署であれ、その悩みは同じだと思います。
規模の大小はあれど、組織であれば、そこを引っ張っていくリーダーは必ず必要になります。リーダーというのは、ごく一部の人を除き、その気でなければ自然には生まれてきません。
一番いいのは、リーダーになってしまうことです。
どんな小さな組織でも構いません。部活のリーダーでも、ボランティア組織でも、キャンプのリーダーでもいいのです。
人を引っ張るという経験を早く積むことが、本当はもっとも有効な「リーダーへの早道」なのです。
日本はすぐに、そういったリーダーを面倒くさい、目立ちたくない、と考えて、くじ引きで決めようとしたりします。これではリーダーは育ちません。
リーダーはマネージャーとは意味が違います。社長のことも店長さんのことも英語では「マネージャー」といいますが、マネージャーになったからといって、それがリーダーであると限りません。
マネージャーは「管理する人」「マネジメントする人」という意味で、どうやって人を規律に従わせるのかが鍵です。
リーダーとは、ミッションをもって人を動かし、みんなを引っ張っていく力の持つ人の事を言います。
人をリードする、ということは、マネジメントスキルよりもむしろ「人間性」が大事になってきます。人を最後に動かすのは、最後はその人の人間性なのです。
続いて第6回の課題は
「これまであなたは、どんなリーダーを経験してきましたか? その時にどんなことを意識して人を動かしてきましたか?」です。
(次回に続く)