絶対に失敗しない起業術

成功者が必ず持っている「決める」という感覚は、凡人と何が違うのか?

2019.07.02 公式 絶対に失敗しない起業術 第24回
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決めることは苦しいか?

多くの人の勘ちがいは「決めることは苦しい」というものです。

しかし、先ほども申し上げた通り、決意したときは素直に「はい」と言えます。

やると決めているし、結果が出るのも当然の状態です。
ですので、苦しくないのです。
何があってもやると決めているので、ブレることがありません。

逆に、苦しいのは決められていないときです。
「ああなったらどうしよう」
「できなかったらどうしよう」
と、決意しきれていない時が一番心が苦しいのです。

自分は決意が弱いから、起業には向かないと思う人も諦めなくて結構です。
本当に強い決意というのは自分の中でじっくりと育てていくものだからです。

それほど強い決意を持った人が、生まれつきということはほとんどありません。
特別な人だけが起業できるわけではありません。

決められていないときは、「自分はまだ決めていない」と自覚しているだけで問題ありません。
どうしたら決意できるかを探っていきましょう。

「続ける」と決めよう

最も重要な決意は、「やり続ける」と決めることです。

とにかく何があっても「やめない」と決めることです。
本当にやりたいことであれば、それが何年かかっても、やり続ければいいのではないでしょうか。

しかし、多くの人はちょっとダメだっただけで、すべてを止めてしまいます。
「売れなかったから止めた」
「全部手放しました」
「ストップしました」
と、やめてしまうのです。

その方がスッキリするというのは分かりますが、何もバッサリと止めてしまう必要があるでしょうか?

うまく行っている人は、どんな状況になっても、とにかくやり続けます。
ビジネスで売上が立たなくなって、アルバイトでしのぐこともあるかもしれません。
でも、1日1時間でも30分でも自分が空いてることのために時間を使っていれば、少しずつ進みます。

スピードは落ちるかもしれません。
しかし、一生かけてやり続けることはできます。

やり続けるというのは、やめないと決めればいいのです。

やめないと決めること。
それができれば、失敗はあり得ません。


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プロフィール

今井 孝
今井 孝

株式会社キャリッジウェイ・コンサルティング
代表取締役

大手IT企業でいくつもの新規事業開発を手がけ、初年度年商が数億円を超える事業で社内アワードを受賞。その実績をもとに意気揚々と独立したものの、スモールビジネスの成功法則を知らなかったため、いきなり挫折。セミナーを開催しても閑古鳥が鳴き叫ぶばかり。挽回のために数百万円を投資して作成した教材はほとんど売れず、部屋を占領する在庫の山に。ネット広告につぎ込んだ資金は一瞬で消えてしまい、胃の痛みと闘いながら起業1年目は終了。
その後、10年連続300人以上が参加するセミナーを主催。トータルでは6,000人以上に。
集客できるようになった一方で、毎回結果を出すことに囚われるようになり、「やらなければ……」という苦しさを味わい、その結果、数多くの経営者から学びを得て“過程を楽しむ”という本質に到達した。売上に執着し過ぎることを消し去ったのは「誰かのために貢献し続けたい」という思い。そこで、ビジネスを心から楽しめるようになる。
それらの経験を踏まえたマーケティングとマインドに関するさまざまな教材が累計3,000本以上購入されるなど、3万人以上の起業家にノウハウや考え方を伝え、最初の一歩を導いた。
誰にでもわかりやすく、行動しやすいノウハウと伝え方で、「今井さんの話を聞いたら安心する」「自分でも成功できるんだと思える」「勇気が湧いてくる」と、たくさんの起業家に支持されている。

著書

必ず成功する起業の心得

必ず成功する起業の心得

今井 孝 /
アルファポリスビジネスの人気Web連載の書籍化。自身の経験を元に、独立・起業す...
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