ゴンゴンカルパス

ゴンゴンカルパス

ありきたりだけど書いてます。
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現代社会に疲れ切った由香、「あぁ、今日も疲れた、、、」愚痴は出てくるが家路につくのもあと少し、目の前の横断歩道を渡れば愛しの家に着く。 「危ない!」急にそんな声を聴いた後ー ドンッ! 体が宙に投げ飛ばされる感覚。 こんなところで死ぬのか、そんな考えが頭をよぎる。 そして地に打ち付けられる感覚とともに視界も暗くなっていく、温かい液体が自分を中心として広がっていき、不快感が増した。 「もっと、生きたかった」 もっと挑戦したいこともたくさんある。 結婚もして、子供も産んで、おばあちゃんになって、、、 「もっとしたいこと、いっぱいあったのに、、、」 もうか細い声しか出すことが出来ない。 薄れ行く意識の中、この世の未練がぽろぽろと出てくるが、もうかなわない。 とうとう由香は意識を手放してしまった。 『幸せになろう。一緒に』 ゆっくりと意識が浮上する感覚。そして目を開けられることに気づいた。 「母様!アナが目を覚ました!」 小さい男の子の声が聞こえてくる。まるで誰かが長く目を覚まさなかったかのような口ぶりだ。 それと同時にバタバタと駆けてくるような足音。 「まぁ!アナスタシア、、ほんとに、本当によかったわ、、」 温かい。温かいなぁ、、 これは、生まれ変わった少女がみんなを幸せにする物語。
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文字数 888 最終更新日 2024.06.01 登録日 2024.06.01
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