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「俺はキミを必ず救い出す」
柊木レイは、眠りに落ちるたびにバケモノに殺される夢を見ていた。
まるで現実のような「死」を繰り返し、精神が蝕まれていく日々の中で夢にひとつの扉が現れる。
扉の向こうにあったのは魔王の封じられた祭壇。
そこには天使のような少女、ラナが囚わ れていた。
夢であると思っていたそこは異世界だったのだ。
ラナはこの世界に一振りしかない「星剣」の使い手であり、魔王封印の枷として囚われているという。
レイは、自分の身体の異変を封じ、救ってくれたラナに対して今度は自分が救うことを誓う。
「レイ。 私、信じていいのかな?」
「もちろん。 約束だ」
「......期待しちゃうからね? 嘘って言ってももう遅いよ?」
地球に帰還したレイは、予言された勇者召喚に自ら身を投じていく。
誓った約束を果たすために。
文字数 230,616
最終更新日 2024.01.07
登録日 2023.12.10
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