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「転生」、正式には「輪廻転生」。それは「生まれ変わり」のこと。
前世から現世へ、現世から来世へと、魂は転生していく。
それは万人共通、誰も彼もが前世からの転生者。例外はない。
普通、転生すれば前世の記憶や能力は消えている。
前世での知識や経験を活かさずに、いわゆる二周目プレイを許さずに、
またレベル1からの苦行をして、死んだら再びリセットして……
それを繰り返すことで魂は鍛えられていく。これが本来の「転生」。
全世界の全人類、いや全生物に共通する魂の理。
さて、それでは。
もしも転生前の自分(=前世の自分)が、転生後の今の自分に、
語りかけてきたら?
あるいは他人が魂に干渉してきて、現世の自分が前世の自分に
乗っ取られてしまったら?
……と。
本作は、そういう物語です。
どうぞ、ご覧あれ。
文字数 40,429
最終更新日 2024.11.20
登録日 2024.09.29
駆け出し冒険者のクリスは、夢の中で謎の声から告げられた。
自分が、伝説の英雄ジークロットの転生した者、すなわち生まれ変わりであると。
半信半疑ながらその声に導かれるまま行くクリスは、怪力の幼女ラディアナと出会う。
その正体はドラゴンであり、今は呪いによって人間の姿にされているとのこと。
更にラディアナの先祖はジークロットの従者であり、ラディアナ自身がその
従者の転生、生まれ変わりであるという。
共に旅することとなった二人は、クリスを導いていた謎の声の主と出会う。
その正体は……
文字数 136,232
最終更新日 2024.09.25
登録日 2024.05.08
魔王女シルファーマは、
「わたしの武名を広く轟かせる!」
という硬派な夢に燃えていた。
天下統一の野望を抱く天才魔術師と組んで、
強敵たちと戦う日々。それが理想だった。
が、そんな彼女を召喚した魔術師は、
「僕はMであってドMではない」
変なコダワリを持つ妙な少年、ソモロンであった。
なんだかんだで、道具屋の店員をやらされることになった
シルファーマ。夢に描いた天下統一の戦いはどこへやら。
Mなソモロンの幼馴染みである、Sな少女ミミナも現れて、
なんじゃこらな日々を送る。
そんなこんなの一同の前に、妙なバケモノたちが出現。
一応、シルファーマの念願である、
バトルな日々が始まったわけだが……
近年、軽々しく使われる「ドM」という言葉。
それと「M」との違いは何ぞや? という問題に、
正面から取り組んだ意欲作で異色作。
に見えるかどうかは貴方にお任せ。
まずは、ご覧あれ!
文字数 132,570
最終更新日 2024.05.05
登録日 2023.12.20
テーマは「宗教」です。
剣と魔法のファンタジー世界といえども、
人間がいて街があって国があって、金があって商売があって、
社会があって生活があって、などなどは現実世界と同じです。
であれば、いろいろな宗教団体もあるでしょう。
教義があり戒律があり、宗教家たちによる勧誘行為もありましょう。
そう。現実にも、RPGなどにもいる「僧侶」とは何かというと、
坊さんであり神父さん。例外なく宗教家です。プロの信者です。
ただの、「回復方面が得意な魔法使い」ではありません。
教会で死者蘇生だの呪いの解除だのをする僧侶ってのは、
その教会の=その宗教団体の上級会員です。お忘れなきよう。
ただ、ファンタジー世界の宗教家・プロ信者たちは、
回復魔法とかを使えてしまう。そこが現実との大きな違いです。
しかし当然、「インチキな」宗教団体もあるでしょう。
であれば現実世界同様に、悪質な霊感商法なんかもするでしょう。
しかし当然、「インチキではない」宗教団体もあるでしょう。
であれば現実世界同様に……
その辺りを描いてみました。
ご意見ご感想、お待ちしております。
(この作品は、「小説家になろう」にも掲載しています)
文字数 126,576
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.08.06
図書館で生まれ育った少女は、幼い頃から本が大好きだった。
その中でも、世界中に伝わる英雄たちの物語が一番のお気に入りだった。
強大な魔物、魔王の軍勢などと戦って伝説となる、天才美少女魔術師に憧れた。
いつか自分も、こんな風に本に記されたいと、強く思った。
だが、成長して気づいた。世の中、魔物はいるっちゃいるが、
そう大した問題ではない。魔王の軍勢なんてのもない。おとぎ話だ。
夢破れた少女は、ならばと頑張って勉強した。
文官として出世して、政治や経済の分野で本に載ろうと。
武力で英雄伝、がダメなら、知力で偉人伝、を目指そうと。
少女のその努力は報われ、遂に夢の階段を一歩、登り始めた。
のだが……
(この作品は、「小説家になろう」にも掲載しています)
文字数 111,361
最終更新日 2023.07.30
登録日 2023.03.22
東の国ニホンからきた侍・ヨシマサは、記憶を失った少年・ミドリと旅をしている。
旅の目的は、ミドリの身元探しと、もう一つ。ある騎士への恩返しだ。
大陸のどこかにある忍者の里を見つけ出し、騎士の国との協力関係を築くこと。
何の手がかりもない、雲を掴むような話である。と思っていた二人の前に、
エルフの少女マリカが現れ、自分も旅の仲間に加えて欲しいと申し出た。
本人は何も言わないが、マリカはどう見ても忍者であったので、ヨシマサは承諾。
マリカの仲間、レティアナも加えて4人での旅となった。
怪しまれないよう、逃げられないよう、しっかり注意しながら、
里の情報を引き出していこうと考えるヨシマサ。
だが、ヨシマサは知らなかった。このエルフ少女二人組はBLが
大好きであり、レティアナはBL小説家として多くの女性ファンを
抱えていたこと。しかも既に、ヨシマサとミドリを実名で扱った作品が
大好評を得ていたこと。
それやこれやの騒ぎを経て、
やがてミドリの出生の秘密から、世界の命運を左右する陰謀へと繋がり、
そしてそれを凌駕する規模の、マリカとレティアナの企みが……
そんな作品です。
(この作品は、「小説家になろう」にも掲載しています)
文字数 132,379
最終更新日 2023.03.19
登録日 2023.01.01
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