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マズリア王国の公爵家令嬢、ヴィクトリア・デス・ウィンフィレアは、婚約者である第二王子の浮気により腹に黒いものを抱えながら貞淑に生きていた。
しかし、時は満ちて王子からの身勝手な断罪を受け、彼女は全てを解放する。
ターゲットは浮気相手の子爵家令嬢、そして第二王子本人。己の本性を存分に活かし、緻密で悪辣な根回しをして逃げ場を奪い、指を1本ずつ潰すようにして相手を潰し、叩きのめすことにする。
たおやかな令嬢に見えていたヴィクトリアは、神をも恐れぬサイコパス令嬢だった。
そんなヴィクトリアを目の当たりにした「ある人」は、ありえない行動に出ることになり、彼女をさえ驚かせる──。
悪役令嬢の智略を尽くした快進撃!
* * *
《第25話にてメインストーリー完結です》
★続編「その王妃、サイコパスにつき〜国王陛下、常闇の楽園にいざないます〜」執筆させて頂きます。第2話掲載させて頂きました★
時おり、読み返して加筆修正をしております。何卒ご了承くださいませ。
投稿ミスなどのご報告誠にありがとうございます(*.ˬ.)"
文字数 119,373
最終更新日 2025.04.04
登録日 2025.02.25
「ただ愛した、祝福を受けられない世界で、それでも結ばれたいと願った」
アムース子爵家の長女だった母親は、ディマルテ男爵家の跡取りと婚約していたが、結婚を目前に控えていた中で不義の子を宿し、破談となり勘当された。
母親は不義の相手を隠していたが......産まれた子である娘のミモレヴィーテが、 皇家の血を受け継いだ者でしか顕現させられない力を発現させた事により、 侯爵家の後妻として娘と共に迎えられた。
聖女の魅了。妖精王さえも魅了する力を持ったミモレヴィーテは、聖女としての人生を歩み始め、働きを求められ、しかし聖女は子を孕み産むと聖神力を損ねるため結婚は許されない。
だが、ミモレヴィーテには運命に背く願いがあった。
背信、謀略、思惑、欲望、それらの渦巻く世界で翻弄されながらミモレヴィーテは……。
文字数 21,672
最終更新日 2025.03.14
登録日 2025.03.11
「私は許さない。今生こそは悪女として生き延びる」
始まりは、いつも王国歴五百六十八年四月十五日。
主人公の公爵家令嬢ガネーシャ・ダント・フォクステリアは十四歳。父からファルス子爵家より異母兄妹を引き取る事にしたと告げられて、反発と抵抗の為に絶食を続けて二週間が過ぎた時。
そこから何度生き直しを繰り返しても、最後は十六歳の終わりに悪女と罵られ、果てに魔女として火刑に処されてしまう。
今回も同じ結果だった、そう絶望するガネーシャに異母妹のダリアが囁きかける。
それは、ガネーシャに復讐を誓わせるに十分な言葉だった。
火刑に処され、また生き直しが始まったと知るガネーシャは、いつもの繰り返しとは決定的に違う状況を知る事になる。
復讐の為に異界の者と手を組み、善良な令嬢として振る舞いながら、ダリアを超える悪女になって彼女を火刑台に送ってみせる──そう心に決めるガネーシャ。
一方でダリアもまた、忌まわしい行動によってガネーシャに立ちはだかる。
母の異なる姉妹による、駆け引きと水面下での戦いの結末は?
うんざりする程まで処刑されてきたガネーシャが、新たに生きる人生は?
悪女として生きる事も恐れない乙女の快進撃。
文字数 31,138
最終更新日 2025.03.14
登録日 2025.03.10
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