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大学でも何となくで陸上を続けていた陽太は、幼なじみの天才、中森も出場することを知る。
それは、高校の全国大会、リレーで自分がバトンを落としてしまったそのあいてだった。
文字数 2,189
最終更新日 2024.08.15
登録日 2024.08.15
夫を去年亡くしひとりとなった美代子の夏が訪れる。家と、少しの遺産と、夫から託された庭を、彼女は1人守り続ける。
文字数 1,737
最終更新日 2024.08.09
登録日 2024.08.09
希子は毎朝電車で会う男性を知っていた。汗が滲むような夏にも、その男性は涼し気な顔をしてそこにいた。
炭酸の泡のような瑣末な存在の女から描く、小さな一時。
文字数 2,365
最終更新日 2024.08.07
登録日 2024.08.07
満(みつる)は疲弊していた。伸びない成績、親の視線、もう引退したサッカー部のこと。全てから逃げたかった彼は、短い明け方の逃避行を決意する。
文字数 1,841
最終更新日 2024.08.07
登録日 2024.08.07
パチ屋店員として輝かしくも「全国で1番優れた接客」の証を持つ男、七尾は、新台入替の深夜、不慮の事故に遭遇し死亡してしまう。
が、並外れた接客スキルを買われ、異世界へと転生したナナオは、その手腕で儲けの出ない国営のカジノの代わりにパチ屋を建てると豪語する。
異世界でも激熱演出を起こす、ーーそんなサクセスアリですか?
文字数 3,645
最終更新日 2024.08.06
登録日 2024.08.06
どうしても金が欲しい。
財布に残った残額を見た春夏は動画広告から飛んだ掲示板サイトで、アリオカという男からメッセージを受け取る。
春夏は緊張と焦燥で汗ばんだ手で返信する。
「明後日の午後3時」
ーー誠実とは、もろく儚い幻に似ている。
文字数 3,462
最終更新日 2024.08.06
登録日 2024.08.06
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