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空と地上の覇者、竜を従える国の皇女が突然やってきた。勇猛さと妖艶さを兼ね備えた彼女の目的は自分の伴侶。世界を巡って婿探しをしている中、この国に立ち寄ってきたらしい。どうやら目をつけている人物がいるらしく、城の人々は戦々恐々。その中で一人だけ、同じく不安を抱えながらもこの状況に危機感を持たない人物がいた。彼は周りの状況などお構い無しに、ひそかに憧れの竜に会いに行き愚痴をこぼしていたりしていたのだが……いつのまにか皇女の恋愛アドバイザーになっていた、責任という言葉から逃げ続けているあまっちょろい王子と、かなり必死に結婚相手を探す皇女のお話。
文字数 72,048
最終更新日 2019.09.11
登録日 2016.09.14
それらの出来事を知ったのは、すべてが終わった頃だった。
伯爵家の次男に生まれ、結構真剣に将来のことを考えて、親に反対されながらも自分の道を決めたはずなのに…とある短慮な王子がきっかけで僕はずっぷりとそれらに巻き込まれてしまった。
いえいえ、婿なんて行く予定ないです!外見は完璧美少女でも(僕に全く興味のない冷たさに泣いてます)無理です!僕は平凡な王宮勤めがしたいんです!!
巻き込まれ体質の使い走りの僕の未来が変わりだす…?そんなお話です。
文字数 29,655
最終更新日 2019.07.29
登録日 2016.12.02
気付けはそこは見知らぬ場所。
ー森の中、暗闇、しかも戦場真っ只中だった。。
エルクはつねに自分が一番だと思っていた。
その思いが挫折したとき、彼は自暴自棄になり分不相応の魔法と使い見知らぬ場所へと飛ばされてしまう。最悪なことに、そこは戦場で見つかれば殺されかねない状況だった。
そんなときに出会った泥だらけ少女ルネス。
彼女はなんと、敵が血眼になって探している生き残りの王女だった。
ルネスは自分がどんな状況におかれているのかはっきりとわかっていた。それでいても彼女は前に進むことをあきらめていなかった。
その小さいながらも頼もしい背中に、エルクは自分を恥じた。
そして初めて、誰かのために自分の力を使いたいと願ったが、エルクの魔力は沈黙したままだった。
卑屈だった魔術が、小さな王女と出会うことで、閉ざされた世界も変化を見せ始める。
それは世界を変える翼となった。
※初めのころは、気分のよくない描写があります。
文字数 13,044
最終更新日 2018.09.04
登録日 2018.08.31
馬が合わない相手というものはいるものだ。
リンは王宮の侍女だが、たまに人手不足の騎士団にお手伝いとして駆り出されている。そのとき出会った騎士の一人を見て……こいつは気に食わない。そう思ったのがお互いの顔をみてわかった。
文字数 16,224
最終更新日 2018.07.13
登録日 2018.06.12
龍の間で伝わる伝説。銀の花嫁と呼ばれる彼女は仲間から逃れ一人で暮らしていた。だが、一人の人間の子供との出会いが、彼女の心と運命を変えていく。彼女の知らなかった真実がよくやく目の前に現れる。
文字数 138,837
最終更新日 2018.06.05
登録日 2017.09.15
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