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ファンタジー 連載中 短編 R15
一話毎の終わりに競馬の事を書いてたけど、趣味で無い人には悪いかなと思い、違うところで書く事にした。 なので文字数は纏まらない。 思いっ切りファンタジックに、けれど競馬は実際のJRAのレースを元にするので、そこは真実になる。 もちろん当たり外れもね。 自分の名前は忘れた。 確かWINS(場外馬券場)で落ちていた馬券を拾っていたと思う。 宝塚記念だったかな?。 ふと目についたのは数字だった。先程の宝塚記念と同じ当たり目だ。 異世界記念?、ふっ、見間違いだな。 そう思い懐に入れた。 その刹那、目の前が真っ白になる。 あっ、これ貧血だ。 倒れたのは分かった。 顔を地面に打ちつけたから。 あ〜駄目だ、ただの貧血じゃ無い。 それからは何処かに自分の身体が、まるで川に流される様にふわふわと動いていく。 異世界なのだけど···。 若返って20歳くらいだけど。 頭の中に響いたのは(スキルJRエー)。 名前はハクタらしい。 そして公園で拾ったラノベとか言うのに書かれてた景色と一緒。 草原だ、草原だよ。 どうする、これよ。 目の前を馬車が行く。 あっ、街道だ。 そこに盗賊が現れる。 頭の中でピーンと来た。 多分これ、助けないと駄目なやつ。 しかしどうやって。 俺のスキルはJRエーだぞ。 思い付くのは···馬運車召喚!。 出るわきゃな···「出たよおい!」。 盗賊を馬運車で蹴散らした。 何人か轢いたよ。 何か悪い。 盗賊だよ、相手は。 「私商人のノレドと申します」 「俺、ハクタって言います」 「俺等護衛のヤフードと···」 「キルダだ有難うな」 で、ラノベの如く感謝されて、馬車の商人と二人の護衛さんとともに、ヨードって町へ行く事に。 うん、商人さんの口添えで、入場税も払って貰い、初日は商人さんの家に泊まり、その後の宿も取って貰えた。 おまけに有り難い事に3ヶ月分の生活費までくれた。 もうね、感謝感謝だよ。 さてどうする家康、じゃ無い。 どうするハクタよ。
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文字数 149,924 最終更新日 2024.12.20 登録日 2024.07.16
大和から来た王子の目に留まり、伽としてこの地の豪族の娘イワワカは召し出される。 身籠った彼女の産んだ子は女の子であった。 時を同じくして帝になった王子は、彼女を大和に呼び寄せるが、女の子は要らぬ為国元へ残すように通達して来た。 やがて大和へとイワワカを乗せた船団は、カラト水道の手前で嵐にみまわれる。 這々の体で水道の良港に着き、風待ちをすると翌日には晴れたので、船団は出港するもオオハタの瀬戸で再び嵐にみまわれた。 昨日の嵐で既に海神に人身御供を投げ入れた一行は、あろうことかイワワカを人身御供として海に落としたのだ。 大和へ着いた彼等は帝にはイワワカが嵐を鎮める為に、渦潮に身を投げたと説明した。 帝は大変悲しんだが、これによりイワワカは聖女の様に崇められた。 瀕死の彼女を助けたその手は神の手であった。 しかし彼女は助からず、憐れんだ神は彼女を異世界の神へと託した。 異世界の神ウニャンコポは彼女の魂を、スラムで死産寸前の子に移す。 そして彼女に加護を与え復活させた。 末端の神であるヌンビルはある日、創造神ウニャンコポからスラムで産み捨てられた孤児を託される。 ヌンビルは地上に降りその子を拾い上げると、その町から城壁の外の森へと転移した。 数年間ヌンビルに育てられたイワワカは、既に十二歳となりこの世界の冒険者ギルドに登録出来る様に成っている。 そしてヌンビルに会いに来た他の末端の神々にも愛されていた。 だけど十二に成れば独り立ちしないといけないと、昔からお父(ヌンビル)に言われてきた。 『ウニャンコボ様も酷いのう。この子をもう一人で行かせと言うのか』 『元々あの方とはそういう約束じゃ』 『妾も他の神も心配じゃ』 『仕方ないのじゃ。その約束で育てたからのう』 『わしゃ納得でけんで』 『このヌンビルも手放したくない無い。しかし約束は約束でな。仕方ないから俺の加護を与えようと思う』 『なら、妾もじゃ』 『わしもじゃ』 そうして末端の神達ではあるが6つの神の加護が新たにイワワカに与えられた。 創造の加護(金と運と創造魔法) 愛と慈しみの加護(癒えの魔法) 火の加護(火魔法 小) 水の加護(水魔法 小) 風の加護(風魔法 小) 地の加護(大地の魔法 小) 空の加護(空間の魔法 小) 貨幣は原則として創造してはならない。 命も原則として創造してはならない。 また創造魔法は乱用してはならない。(これは創造神が決める) ヌンビルからはこれに反するものは、基本創れない事をきつく教えられている。 そうして六神に見送られ、新たなイワワカは生まれた町へと向かった。
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文字数 22,057 最終更新日 2024.12.17 登録日 2024.11.19
僕は彼女だった人に騙され、貯金も何もかも奪われて、失意のまま今は海の底だ。 そう身投げした。 三十五歳の儚い人生。 なんだけど、その海の底で今神様と対面している。 神様の言う事にゃ、お前さん。死んでるよ。 だってさ。 わかってた。 余りにも哀れな人生なので、異世界に転移させてやろうって言われた。 ほっとけって言いたい。 仏だけに。 正直死んだ今はどうでも良い。 まあそう言わずにと、神様は続ける。 野田航平君(ノダコウヘイは僕の名だ)、君ね私を助けてくれると思って、転移してくれないかなあ。 って神様は言う。 何でも創造した世界に新しい思念エネルギーが必要なんだとか。 よくわからん世界だ。 どんな世界かと聞いたら、神を敬い魔法が使え、魔物が跋扈する世界だと言う。 どっかで聞いた話だ。 新たな異界の思念エネルギーは世界の魔力を増やすそうな。 ふ〜ん。 君達のゲームの世界を真似て創らして貰った。 言葉も出ない大丈夫かこの神様。 失礼だな、まあいいや。 先ずね君が奪われた金は全て彼女から取り上げたから、それを異世界の金に変えて、君に渡すよって言われた。 そうらしい。 何でも彼女は金が無くなると、他の男を直ぐに捕まえたそうだ。 そんな情報は多分要らない。 それから通行カード(所謂江戸時代の通行手形だ)に旅装束一式。 ローブに革鎧と帯剣、アイテムバッグの中には、テントに1ヶ月分の食料と水。 最低限の生活魔法付与。 鑑定に言語と文字理解。 後ね君は海に飛び込むぐらいだから海が好きと思って、飛行艇をスキルとして付けるよ。 いやいやいや、別に好きだから投身自殺した訳じゃ無い。 でもそれは嬉しいぞ。 アイテムバッグは10000メートル立方あるらしい。 よ〜分からん広さだ。 飛行艇は魔力エンジンで飛行距離無限らしい。 ああそうですか。 そしてエーアイとやらで自動操縦、波高50メートルまで着水可。 いや別の意味で死ぬだろソレ。 搭乗と降機で認識阻害が掛かり、召喚(搭乗)送還(降機)は生き物には分からないらしい。 しかも絶対防御で壊れないとか。 ほうほう成る程ねえ~。 取り敢えず勇者や賢者とかでなくて助かった。 まあ魔王なんていないみたいだが。 それに若くしてくれるらしいのだ、野田阪神。 いや1回しか行ったことないんだけどね、野田阪神って。 そんな訳で僕は異世界転移した、14歳に成って。 さて、冒険に出ますか!。
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文字数 228,104 最終更新日 2024.11.19 登録日 2024.02.20
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