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 オタクのカップルに1通のメールが届きました。  2人は異世界に飛ばされて、ダンジョンマスターになるようです。
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文字数 35,896 最終更新日 2022.07.25 登録日 2022.07.25
ファンタジー 連載中 長編 R15
 冒険者を始めて35年。  アリドバ 通称アド 45歳 独身。  30歳の時、迷宮で金の宝箱を発見。  すぐに開けて中身を確かめたい気持ちを抑え、引退後の楽しみにしようと、マジックバッグに入れていた。  45歳、冒険者の活動するにも限界がきた?  引退を決意。借りている宿の一室で、マジックバッグから金の宝箱を取り出す。  罠がないことは確認済みだ。  あとは宝箱を開けて中身を確認して売りに出せばいい。  そんな軽い気持ちで宝箱を開けた瞬間ーーー  宝箱から出てくる煙を浴びて意識を失った。  目を覚ませば、空の宝箱が視界に入った。  何も、入っていなかった。 「ハハ…」と、乾いた笑いが口から溢れる。  金の宝箱だ。期待しないわけがなかった。  すぐに気持ちを切り替えることができず、ベッドに倒れこみ、眠りについた。  目が覚めて、体に違和感を覚える。  腰の痛み、膝の痛みが無くなっている。  動きが軽くなった体を起こし、空の宝箱をマジックバッグに入れる。  昨日は重たいと感じていた宝箱を軽々と持ち上げている自分に、何かがおかしいと思いながらも、何がおかしいのかがわからない。  いつものように、顔を洗うため部屋を出る。  外の井戸で水を組み上げて、桶に入った水面に映る自分を見て驚愕した。 「誰だ、お前」  どうやら俺は、若返ったらしい。
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文字数 106,322 最終更新日 2018.06.14 登録日 2018.04.27
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