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魔界の学園で二年目の学園生活を送るイオは、人知れず鶯色の本をめくる。そうすれば、必要な情報を得ることができた。
学園には、世界を構成するエネルギーが結晶化したといわれる四つの結晶石≪クォーツ≫を浄める、重要な家系の生徒が集っている。――遥か昔、世界を破滅に導いたとされる家系も。
彼らと過ごす学園生活は賑やかで、当たり前のようにあったのに、じわじわと雲行が怪しくなっていく。
過去との邂逅。胸に秘めた想い。
二度目の今日はひっそりと始まり、やがて三度目の今日が訪れる。
五千年ほど前、世界が滅びそうになった、その時に。彼らの魂に刻まれた遺志。
たった一つの願い。
終末を迎えた、この時に。あなたの望みは叶うだろうか…?
――――
登場人物が多い、ストーリー重視の物語。学校行事から魔物狩り、わちゃわちゃした日常から終末まで。笑いあり涙あり。世界は終末に向かうけど、安定の主人公です。
文字数 132,545
最終更新日 2024.11.21
登録日 2024.10.30
【六章完結】師匠と二人、森でのんびり暮らしていたミカエル。家の近くにデビルが現れ、長閑な日常が壊されてしまった。――そして知る。じつは王族の血筋で、重要な存在であることを。
「ンな事知ったこっちゃねえ」なミカエルは、修道士ラファエルに見つかり聖学校へ入れられるも、友人らに助けられ脱出に成功。師匠との再会を目指して旅を始めた。
旅の相棒はルシエル。聖学校の同級生で、デビルとブレンドされた存在。行く当てがないと言うので、ミカエルが誘ったのがきっかけ。
バディのゾフィエルは国王の親衛隊隊長で、前のルシエルが教会に反旗を翻した理由や、事の真相を追っている。
成り行きで国に属し、師匠と再会するも道を分かち、降りかかる困難の数々。
やむを得ず教会に属し、独りになって逃避行。ルシエルとの対立。
そうして始まった新しい日々には、本当の自分を取り戻した彼の姿が。
「どこだっていいぜ。おまえはおまえしかいねえんだ」
想いは育まれ、日々は輝きを増していく。
※なんでも許せる人向け。序盤に女性との関わりがありますが恋愛しません。予告なく強姦シーンなどが出てきます。
※「God & Devil-Ⅰ.ミカエルとルシファーのまずは聖学校脱出!-」の続きです。前作(1,2章)は二人の出会い/学校編。
※数年前に他サイトで公開したのを書き直したものになります。内容を大きく改変したので、異なる世界線の話と思っていただければと思います。
2024/6/23、表紙絵変更。前表紙絵は六章-扉絵-のページへ。おまけ絵つき!
文字数 320,412
最終更新日 2024.10.06
登録日 2023.12.02
初対面のはずなのに感動の再会じみた出会い、何事もなかったかのような日々にハプニング。戸惑いつつも、二人の距離は近づいていく――。
「アヲイには関わるな」と言われて育ったケイトは、彼らに良い印象はなかった。しかしその相手こそルームメイトなのだった。
思い出した記憶によると、彼はケイトにできた初めての友だちだ。それが思わぬことに、相手にとっては初恋だったらしい。――それはもう過去のこと。
「俺たちはきっと親しくなれると思う」
そんな彼の言葉で、新たにもう一度、二人の交流は始まった。
二人の家が不仲なことは周知の事実。友だちになった二人に、人前での会話はない。
密やかに育まれる友情は、やがて形を変えていく。
クラブ活動に恋模様。
対峙する過去、今、未来。
特殊な能力を使えたりと、ちょっとファンタジックな世界観。
主人公の過去、周囲の人々の恋や取り巻く環境など、様々な要素があります。たまにシリアス。
貴族が多い学問所での瑞々しい恋と青春の物語。
2024.1.15 内容を少し直しました。
文字数 112,324
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.10.31
ミカエルは十七才、金髪に緑の目で、森育ちの美少年。目つきと言葉使いの悪さはご愛嬌。純心です。ミカエルとルシファーの出会いを描いた学校編。完結しました…!
デビルが家の近くに現れたことがきっかけとなり、森での長閑な日常が壊されたミカエル。実は王族の血筋で、教会勢力から隠れて暮らしていたことを知る。そんな時、通りがかりの修道士ラファエルに捕まり、聖学校へ入れられてしまった。そこでは力は使えず、卒業まで出られないという。一緒に暮らしていた師匠は行方不明――。
「はーなーせーっ」
「ここがどういう所か、君は知る必要がありますね」
一神教が崇拝されている世の中、ミカエルという存在は重要で。
「……どいつもこいつもミカエルミカエル煩ぇわ」
「ここにいる以上、逃れられない」
理想通りの "ミカエル" にしたい教師たち。ミカエルは柔軟に対応し、鋼の心で数多の困難に耐え、突飛な発想で学校脱出を企てる。その過程で出会ったルシファーという生徒が協力者に。彼は破門されたとかで、人前には姿を現さない、のだが。――秘密の逢瀬は風呂場にて。
「あとは頼む」
「神に祈りたい気分だ」
ミカエルは鼻で笑って親指を噛み、描いた円に手の平をついた。
森で育ったミカエルは、連れ込まれた聖学校で初めて世間のあれこれと対峙します。シリアス多め。本作はブロマンスっぽいです。
※予告なく残酷な表現や性的な描写があります。モブ姦要素などもあるのでご注意ください。
※数年前に他サイトで公開したのを書き直したものになります。内容を大きく改変したので、異なる世界線の話と思っていただければと思います。
6/29 表紙を変更しました。
文字数 160,538
最終更新日 2023.11.28
登録日 2023.03.04
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