5
恋愛 完結 短編 R15
一つの曲に救われた女が曲を作った男と偶然にも出逢い、少ない時間のなか言葉を交わした。たったそれだけのことで、ふたりの人生は狂っていく。24歳訳あり無職の凛音と19歳拗らせ作曲家の倫太郎の人生が交差し始めたとき、普通ではない恋愛がスタートしてしまう。 凛音はつらい時期に出会った曲『colorful』が大好きだった。『colorful』を聞けばどうにかなると思えた。つらくても、苦しくても、やっていけると思っていた。 一方、倫太郎は拗らせていた。才能の塊とも言える家族に囲まれ育ったことで、異常なほど卑屈な性格に育ち、己の才能に気付けないまま引きこもりになった。気まぐれに、家族の誰もが手を出していない分野で暇つぶしがてら音楽を作った。その曲が一人の人間の人生を支えてきたと知ったとき──倫太郎の心はめちゃくちゃになった。 出逢ってはいけなかったのか、出逢ってよかったのか。この物語はそんなふたりの行く末を書いた短めのラブコメディです。
24h.ポイント 0pt
小説 192,048 位 / 192,048件 恋愛 57,182 位 / 57,182件
文字数 48,691 最終更新日 2023.10.17 登録日 2023.10.08
低くも高くもない身長、でも私よりは高くて、ヒールを履いても抜かせないであろう高さ。 すらっとした細めの身体は色白だけれど、不健康さを感じない。ビー玉みたいに綺麗な瞳にくっきりとした二重。鼻は高いのに尖ってなくて、唇も薄くはなく厚くもなくほんのり桜色。一度も染めたことが無さそうな綺麗な黒髪は癖もなく、剛毛でもなく、薄くもなく。 芸能人かと思うくらいに小さい顔で整っていた。 時間が止まったような感覚で、ついじっと見つめてしまう。――いかん、めちゃくちゃタイプ。
24h.ポイント 0pt
小説 192,048 位 / 192,048件 恋愛 57,182 位 / 57,182件
文字数 14,215 最終更新日 2021.03.13 登録日 2021.03.13
フランツェルバ王国は建国以来の危機に陥っていた。条件を指定して召喚したはずの少女の様子が可笑しいのだ。条件は魔力が膨大なこと、世界に絶望していること、周囲から迫害を受けていること、違う世界に行きたいと強く願っていること、元の世界に戻れなくともこの世界を恨まないこと、十七歳であること、女であること。全てを満たした上で選ばれるはずの次代の『美しき蔓の魔女(ティー・シー)』が継承の儀を受けたがらない。世界の神に先代魔女が問い合わせると神はこう言った。「あれ?もう一人召喚されてるよ?」と。これは、次代の魔女として召喚され大勢に必要とされるはずだった少女――未来(ミライ)が一人で始める冒険譚。
24h.ポイント 0pt
小説 21,410 位 / 21,410件 ファンタジー 8,296 位 / 8,296件
登録日 2021.03.13
その日、彼女は死んだ。コンビニからの帰り道に《それ》に遭遇するまでは明日も自分が生きていると当然のように思っていた。身体が溶かされ痛みに耐えられなくなったとき、男は重い腰を上げて漸く彼女に話し掛けた。助けて、そう願ったとき――「助けるつもりならこんなのんびりするかっての」男は彼女を見下ろして言った。
24h.ポイント 0pt
小説 21,410 位 / 21,410件 ファンタジー 8,296 位 / 8,296件
登録日 2021.03.13
容姿端麗、文武両道、男子からも女子からも大人気の絵に書いたようなイケメンの高坂くん。だけど、わたしが好きになったのは――
24h.ポイント 0pt
小説 21,410 位 / 21,410件 青春 1,033 位 / 1,033件
登録日 2021.03.13
5