高校から外部生として入学した学校で石平 龍介は生徒会長の親衛隊長をお願いされてしまう。
龍介はおじさんの教えで“情けは人のためならず”を思い出して引き受けてしまった。
ゲイやバイを嫌っているという噂の生徒会長。
親衛隊もさることながら親衛隊長ともなればさらに嫌われると言われたが、
人を好きになったことがない龍介は、会長のことを好きにならなければ問題ないと思っていた……。
文字数 29,771
最終更新日 2022.05.12
登録日 2022.04.29
「俺、神宮寺さんが好きです。神宮寺さんが白木のことを好きだったことは知ってます。だから今俺のこと好きじゃなくても構わないんです。お試しでもいいから、付き合ってみませんか」
「お前、ゲイだったのか?」
「はい」
「分かった。だが、俺は中野のこと、好きにならないかもしんねぇぞ?」
「それでもいいです! 好きになってもらえるように頑張ります」
「そうか」
そうして俺は、神宮寺さんに付き合ってもらえることになった。
文字数 4,619
最終更新日 2022.05.08
登録日 2022.05.07
▲ただのエロ▲
「あーあ、誰か1人に絞らなくてもいい世界に行きてーなー」
そう願った俺は雷に打たれて死んでなかば無理やり転生させられた。
その世界はイケメンな男しかいない。
「今、この国にいる子を孕むことができる種族はあなた一人なのです」
そう言って聞かない男に疲弊して俺は結局流された。
でも俺が願った『1人に絞らなくてもいい世界』ってのは絶対こう言うことじゃねぇ
文字数 8,876
最終更新日 2022.05.01
登録日 2022.04.24
昔は俺の名前も呼んでくれていたのにいつからか“若”としか呼ばれなくなった。
いつからか……なんてとぼけてみなくても分かってる。
俺が14歳、憲史が19歳の時、俺がこいつに告白したからだ。
弟のように可愛がっていた人間から突然告白されて憲史はさぞ気持ち悪かったに違いない。
だが、憲史は優しく微笑んで初恋を拗らせていた俺を残酷なまでに木っ端微塵に振った。
『俺がマサをそういう意味で好きになることなんて一生ないよ。マサが大きくなれば俺はマサの舎弟になるんだ。大丈夫。身近に俺しかいなかったからマサは勘違いしてしまったんだね。マサにはきっといい女の子がお嫁さんに来てくれるよ』
文字数 11,429
最終更新日 2022.05.01
登録日 2022.04.25
幼い頃からずっと夢に出てくるあいつを探している。
多分俺たちがいたのは江戸時代で、俺もあいつも幕臣で帯刀している。
俺はあいつが好きだった。
だけど生涯それを伝えることはなかった。
あいつはきっとこの世界に居て、きっと俺と同じで記憶を持って生まれてる。
俺はそう信じて今までどこかにあいつの気配がないか探して生きてきた。
文字数 5,011
最終更新日 2022.04.27
登録日 2022.04.24
「俺は好きなやつがいるからセフレは作らない」
チクリと胸が痛む。
「へー、好きな人って誰ですか?」
「お前も知っているんだろう? そしてお前は俺が好きなんだろう? だから俺の好きなやつをいじめたんだろう?」
会長のことが好きってバレてたか。
いや、また誰かが流した噂か。
会長の好きな人なんて俺は知らないけど、いや? 会長は日向と付き合い始めたとかいう噂が流れていた。
「もしかして、日向……ですか?」
「やはり、知っていたか。では噂も本当なんだろう。まだいい返事はもらえていないが日向にアプローチ中だ。あいつに手は出させない」
また胸にチクリと痛みが走る。
会長にこんなに大切に思われてていいなぁ。日向。
「俺が日向をいじめてるって、日向がそう言ったんですか?」
「ああ」
「そうですか。会長、俺の顔、よく見てみてください。日向に似てるでしょう?」
「……」
「双子なんです。双子だけど、みんな日向を好きになる。あいつの方が可愛いからってのは分かってますよ。でも、俺だって代わりにくらいなるでしょう? 会長」
ーーーーーーーー
書いてる途中でこの先の展開決まってません
でも割とすぐ溺愛&執着責めになるかも。
文字数 57,203
最終更新日 2022.04.24
登録日 2022.03.13
▲ オメガバース の設定をお借りしている & おそらく勝手に付け足したかもしれない設定もあるかも 設定書くの難しすぎたのでオメガバース知ってる方は1話目は流し読み推奨です▲
捨てられたΩの末路は悲惨だ。
Ωはαに捨てられないように必死に生きなきゃいけない。
僕が結婚する相手には好きな人がいる。僕のことが気に食わない彼を、それでも僕は愛してる。
いつか捨てられるその日が来るまでは、そばに居てもいいですか。
文字数 45,632
最終更新日 2022.04.24
登録日 2022.04.02
こちらの小説は「僕はあなたに捨てられる日が来ることを知っていながらそれでもあなたに恋してた」の迅英の後悔ルートです。
この話だけでは多分よく分からないと思います。
文字数 1,874
最終更新日 2022.04.21
登録日 2022.04.21
主人公の西 幸利は、命の恩人の上、上司の仙石 恭一に告白してふられた。
ふられた直後、西は仙石へ襲いかかる男から仙石を庇って死にかける。
よかった。死ぬのが仙石さんじゃなくて、俺で。
よかった。
意識が朦朧とする中、俺は思い残すことのないようにもう一度伝えておくことにした。
最後にもう一度。だってもう二度と言えない。
「せん、ごく……さ」
「おい! 話すな!」
「せ、ん、さん……おれ、うらやま、し、いとおも、ったんだ……。せん、ご、さんのおくさん。へへ。だけ、ど。おれむりだ、ったから、うまれ、かわ、たら、せんご、さんの、むす、こに、うまれ、たいなぁ…・」
お腹の痛みはもう引いた。
何も痛く無い。
意識が遠のいていく。
仙石さん、好きになってすみません。
こんなタイミングで好きだなんて、性格悪くてすみません。
俺のこと、忘れないで。
「西! 生きろ!! お前が生きてたら、付き合ってやるから!! 死なないでくれ!!」
仙石さんは優しいなぁ。
そんなことを言ってまで俺に生きることを望んでくれるんですか。
「ずるい……なぁ」
だって、そんなこと言われたら、死ぬに死ねないでしょう。
タイトル変更しました。旧題 彼の左手薬指には
文字数 28,449
最終更新日 2022.03.31
登録日 2022.03.25
▲花吐き病の設定をお借りしている上に変えている部分もあります▲
「ごほっ、ごほっ、はぁ、はぁ」
「要、告白してみたら? 断られても玉砕したら諦められるかもしれないよ?」
会社の同期の杉田が心配そうに言ってきた。
俺の片思いと片思いの相手と病気を杉田だけが知っている。
以前会社で吐き気に耐えきれなくなって給湯室まで駆け込んで吐いた時に、心配で様子見にきてくれた杉田に花を吐くのを見られてしまったことがきっかけだった。ちなみに今も給湯室にいる。
「無理だ。断られても諦められなかった」
「え? 告白したの?」
「こほっ、ごほ、したよ。大学生の時にね」
「ダメだったんだ」
「悪いって言われたよ。でも俺は断られたのにもかかわらず諦めきれずに、こんな病気を発病してしまった」
文字数 9,747
最終更新日 2022.03.19
登録日 2022.03.17
ーー俺は一生かけて志波家に恩を返したいんです。
以前、何かやりたいことないの? と聞いた時に坂本が言っていた言葉だ。というか坂本は事あるごとにこの言葉を言う。坂本は多分、志波家の人間が死ねと言ったら笑顔で死ぬ気がする。それが俺にはとても怖い。
俺が、女と会うなと言ったら坂本は多分、本当に女と会わなくなる。
だから、俺が坂本のことを好きだと言ったら、付き合ってくれと言ったら、坂本は俺のことを恋愛対象として見てなくても俺に好きだと……愛してると言って、俺とそういうことをしてしまう。だから、言えない。一生このままの関係でいい、そう思っていたのに。
ーーー
過去ピクシブで投稿した話です
文字数 10,934
最終更新日 2022.03.12
登録日 2022.03.12