高谷 ゆうと

高谷 ゆうと

色々な物語が作れます
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青春 連載中 長編
かつて、バッテリーを組んでいた川上彰平と高瀬蕾智。 彰平は、野球の才能に秀でており、投手として活躍している。蕾智は、肩を壊し、野球の世界から離れ、また、彰平のもとからも離れていった。 高校生になった彰平は家庭の事情で、学校を転校する。新しい地で迎える学校生活。そこでも勿論、彼は野球を続けるつもりでいた。転校初日、新しいクラスに入った彰平は、そこで奇跡に近い偶然に遭遇する。高校生になった蕾智が、同じクラスにいたのだ。 互いに驚く二人。彰平は、再会を喜ぼうとするが、蕾智はそんな彼との接触を拒もうとする。今でもぷんぷんと野球の匂いをさせている彰平に対して、蕾智は激しい嫉妬を抱くことになる。 とはいえ、かつてはバッテリーを組み、共に汗を流してきた彰平の存在を、蕾智は無視することは出来ず、悶々とした日々を送るようになり……。 ひたむきに甲子園を目指す天才ピッチャーと、その夢を諦めざるを得なかったかつてのパートナーをめぐるドラマを描いた青春物語。
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小説 5,528 位 / 197,991件 青春 63 位 / 7,185件
文字数 100,095 最終更新日 2025.04.23 登録日 2025.04.01
焼暴士と呼ばれる男たちがいた。 それは、自らの身体ひとつで、人間を脅かす炎と闘う者たちの総称である。 人間と対立する種族、「ラヨル」の民は、その長であるマユルを筆頭に、度々人間たちに奇襲を仕掛けてきていた。「ノーラ」と呼ばれる、ラヨルたちの操る邪術で繰り出される炎は、水では消えず、これまでに数多の人間が犠牲になっていった。人々がノーラに対抗すべく生み出された「イョウラ」と名付けられた武術。それは、ノーラの炎を消すために必要な、人間の血液を流しながらでも、倒れることなく闘い続けられるように鍛え上げられた男たちが使う、ラヨルの民を倒すための唯一の方法であった。 焼暴士の見習い少年、タスクは、マユルが持つといわれている「イホミ・モトイニ」とよばれる何かを破壊すべく、日々の鍛錬をこなしていた。それを破壊すれば、ラヨルの民は、ノーラを使えなくなると言い伝えられているためだ。 タスクは、マユルと対峙するが、全く歯が立たず、命の危機にさらされることになる。己の無力さを痛感したその日、タスクの奇譚は、ゆっくりと幕を開けたのだった。
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小説 36,768 位 / 197,991件 ファンタジー 5,359 位 / 45,868件
文字数 308,394 最終更新日 2025.04.16 登録日 2025.02.26
空野虎太朗 二十一歳 職業 介護福祉士。 介護職として日々奔走する彼は、自らも認知症の祖母、空野恭子の介護を担っていた。 ある日、買い物がてらに恭子と一緒に職場に立ち寄った虎太朗は、大きな揺れにみまわれて、職場ごと異世界に転生してしまう!!!!!!!!!! 異世界で待っていたのは、ドラゴン、エルフ、ドワーフなどの異種族も直面している介護の問題だった。 はたして、虎太朗が培ってきた介護の知識は異世界でも通用するのか? 彼は認知症の祖母と、たまたま職場にいた上司の筒原冬美(60)とともに、異世界を奔走するのだった!!!!!
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小説 197,991 位 / 197,991件 ファンタジー 45,868 位 / 45,868件
文字数 100,378 最終更新日 2025.02.19 登録日 2025.02.19
「俺、人を見殺しにしたことがあるんだ」 親友の遼一が、何気ないふうに言った一言が すべての始まりだった。 冬のある日、学校帰りの通学路で遼一は突然僕にそう言ってきた。何気ないふうに言ってきたものだから、僕は危うく聞き逃すところだったけど、その口調の雰囲気とは裏腹に、その言葉はずっしりと遼一の体にのしかかっているようだった。 とはいえ、僕は気の利いたことのひとつも言えない不器用な人間だから、そんな遼一になにも言ってやれなかった。遼一が紡ぎだすその言葉の真相。それをただ聞いただけの僕は、気まずいまま、遼一と別れてしまう。 事態が急変したのは、その日の夜だった。僕の家にかかってきた一本の電話。遼一がまだ家に帰っていないことを不審に思った、彼の母親からのものだった。 僕は衝動的に家を飛び出し、心当たりのある所を行きついで、遼一を探す。どこにもいない。途方に暮れる。そんな僕にかかってきた母からの電話。それは遼一が事故に遭ったという不吉な報せ。我も忘れて病院に駆けつけた僕を待ち受けていたのは、残酷な現実だった。 遼一は、僕の親友は、死んでしまった。 現実から目を背けていた僕は、遼一の母から聞いたある一言を思い出した。遼一が事故に遭ったトラックの運転手が奇妙な証言をしている、と。 その証言が本当ならば、遼一は誰かに殺されたことになる。 僕は親友の死を、ただの事故死で終わらせるつもりなど、毛頭なかった。遼一は、この世界にいる何者かに殺されたんだ。 僕は絶対に、犯人を見つけ出す。 その決意をもとに、僕は一人で捜査を始めた。 遼一は、僕たちの住む町にはびこる不良たちの集まり、通称『紅蓮』に時折出入りしていたことが分かった。 遼一の死後、僕のことを気にかけてくれた加賀美颯太とともに紅蓮の集まりに乗り込む。 遼一が生きていたら絶対に関わることがなかったであろう人たち。 僕一人で犯人を見つけると意固地になっていた僕は、紅蓮のメンバーの力を借りて、遼一の死の真相に近づいていく。 きっと一人だけじゃ、見つけられなかったことがある。 きっと一人だけじゃ、出会えなかった人がいる。 「俺、人を見殺しにしたことがあるんだ」 遼一は死の直前、僕に何故そう言い遺したのか。その発言は本当に正しかったのだろうか。 やがて辿りついた真実に、僕自身がすべてを覆されたような気分になった。
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小説 197,991 位 / 197,991件 ミステリー 4,557 位 / 4,557件
文字数 95,863 最終更新日 2025.02.18 登録日 2025.02.18
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