9
件
禿による刃傷沙汰で、一人の侍が命を落とした。
時は幕末、女郎街。横浜は永真遊郭。
筋を通さぬ客に、仕置きを見舞う始末屋下っ端の八徳は、その禿の首代としてお白州に引き出された。
八徳自身が、侍を殺した下手人として、お奉行に裁かれることになるのだ。
「Hey What's you so funny? What do you looking at ass White!?」
侍殺しを自供した、遊郭の男に未来はない。あとは死罪を待つばかり。
そんな時だ。八徳が、眉間にしわを寄せ、目に力を込め、エゲレス語を放ったのは。
言を受け取った、お奉行のそばに立つ西洋の人形を思わせる美しい面立ちの少女は、嗜虐的な表情、猟奇的に、唇を釣り上げ、歯を見せた。
注).この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
また、作中に出てくる蔑称は時代考証を反映しております。
他、一部史実に反している箇所がございます。
設定上、本文に英語も出てまいりますが‥‥‥文法や使いまわしの酷さ。許してくださいっ!
文字数 145,970
最終更新日 2019.06.30
登録日 2019.05.31
「僕は先輩なら適当だと思ったんです」
いや、いやいやいや。何過大評価なんてしちゃってんのよ。何勝手に学校防衛の切り札お願いしまぁすなんて周りに黙って俺にコソコソっと言ってくれちゃってんの!
生徒会長とか! 副会長とか! 風紀委員長とか! そのほか生徒会の自他共にキッビシー上級生いっぱいいるでしょ!
そんな特別何かに所属してますとか! これ得意です! みたいなすっごい生徒でも何でもないの俺! ただの、フッツ―の魔装武官養成学校3年生! OK?
周りにあぁ可愛いなぁ、あぁ綺麗だなぁな女の子いっつも侍らせてキョトーンしちゃってた君が何で俺なんかに頭下げてんのぉぉぉ!
「アイツが、よくアンタをサポートするようにって言ったから残ってやったのに使えないわね」
「アイツの身が心配だ。ここはさっさと終わらせて応援に行くぞ。気合い入れろ!」
しかも何! 彼がチートならハーレム達は天才か~い! 速攻で呆れられた。
生徒会たちエリートたちにはバカにされて、化け物には勝手に期待されて勝手に任されて、んでもって天才美少女たちには愛想を尽かされる。
グスン、もうヤダ。僕おうち帰る……
主人公目線では地文なしです。主人公以外の所で地文入れて状況補完しています。
明日辺りにこの短編派生の連載をゆるゆる乗っけてきます……
文字数 10,173
最終更新日 2016.11.21
登録日 2016.11.21
「伝説の鉱物だぞ! 今、目の前にある事がどれほどの事か知らないのか?」
「知らないわけじゃないですよ」
「誰だって欲しいに決まっているだろう」
「欲してどうすると?」
「武器や防具にして!」
「あぁ、ハハハ。そう言うとは思っていましたよ。そうですかぁ、そうなんですねぇ」
あぁ、もうご勘弁頂きたいですね。本当、話すだけでここまで疲れるのですか? 神なる力を持ち、幾千、幾万の敵を屠ってきた者が商売を始めると……
文字数 3,032
最終更新日 2016.11.18
登録日 2016.11.18
さぁさぁ本日取り出しましたるは鍛冶神様の頂に届いたと呼び声高いかの名匠が打ちしこちらの最強の矛、全ての物を通し、その圧倒的な力は敵千か、いや、万か。そしてこちらはホラホラご注目。鍛冶神様本神が残したという最強の盾。これがこんな値段で買えるなんてなぁ。世界広しといえどもウチだけだぁねぇ!
ささっ見てって寄ってって買ってって!
文字数 2,038
最終更新日 2016.11.17
登録日 2016.11.17
”ガイアス!”
おう!
”クルトン!”
なんだぁ!?
”ガストーン!”
分かった俺に任せとけ!!
”なぁ、和之俺どうすればいい?”
おう! ……え? どうすればって……、って、はぁぁぁぁ?????
俺は和之。ま! 名前なんて大した意味なんざねぇ。おれぁアレだ、何度も転生してるんだ! 色々生きて、色々死んで。だからもうどれが名前かなんてなぁ重要じゃあねぇ! はずだったんだがよ……どうやら今回ばかりは違うみてぇなんだ。
一番最初の記憶なんてねぇが、やらかした事に対する呪いで輪廻の休息を与えられずに常に転生ばかりの俺だったが……なんか今回は全然危なくねぇんだ。
て言うか、こんな世界、俺だって見た事ねぇよ。なんだよ日本って、なんだよ高校って……
「ここは恋愛ゲームの世界。そして貴方は主人公の親友」
高校入学早々何やら事が分かった風な女が現れやがった。まぁとにかくあれだ恋愛ゲームかなんかしらねぇが、要は主人公の従者ってこったろ!? 安心しろ! 攻略すべき魔王は俺がまるっとプチっとぶち殺して……
え? 攻略対象? こんな、可愛い子……達が?
嘘付けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
文字数 5,009
最終更新日 2016.11.16
登録日 2016.11.16
クラス全員異世界へ連れ去られてしまった1-A組
俺だけ日本に戻された。
時々クラスメートを思い出し、この世界で手にした慎ましい幸せをホッコリしみじみかみしめる。
これはそんな一人の男のお話。
それは、もしかしたら飛ばされてしまった彼らにとっての一種のチート、なのかもしれない。
文字数 641
最終更新日 2016.11.15
登録日 2016.11.15
ひょんな事で死んでしまった二人。
死後の世界に魂として邂逅し、互いの体を交換し、自らの世界を受け渡すことを誓約した。ただ、まさかお互いが住んでいた世界が全くの別世界なんて・・・
恋愛ゲームで名前も付けられていないいじめられっ子のモブキャラと、現実世界で特に名前も知られていないイケイケパンピー(一般ピープル)が互いの世界を日々紹介しながら新しい世界を生き抜きます。
「優君、どうしよう・・・」
「タケル、何が?」
「うん、優君が転生した僕の世界って・・・ゲームの世界だった。」
「え?」
「うん・・・」
「うぉぉぉぉ!すげぇじゃん。チョー面白そう。見てろよ!タケル!俺の生きざま!!」
「はぁ、大丈夫かなぁ・・・」
文字数 15,626
最終更新日 2016.11.15
登録日 2016.11.15
俺がチーフディレクターとして手掛けたVMMORゲーム、最近奇妙な噂がまことしやかにささやかれていた。プレイ中に昏睡状態に陥るとのこと。
調査として会社でテストプレイを試していた俺は……気付けばゲーム中の魔王にジョブチェンジしてしまっていた。
でも問題ないのだよ。この魔王はその世界にいつ飛んでもいいように俺がコードを書いたキャラなのだから。
そうして俺は俺の世界を生きる事にした。やがて起こるであろう災厄から俺のエゴで、恐怖するプレイヤーを救うために。その災厄を起こさせないために。
文字数 4,763
最終更新日 2016.11.14
登録日 2016.11.14
異世界転移は神様のミス。誰?そんなこと言ったの。神様が、お客様が間違えるわけないじゃない。
私たちよ私たち、己の世界をその手に治めるそれぞれの神たちから世界のバランス管理を委託された私たち管理者側のミス。
チート?ハーレム?
そんなのミスった従業員が間違って飛ばした相手に特別な力を与えて満足してもらうためのお為ごかしに決まってるじゃない。
伝達の義務を忘れているわ、本当は理由もなく飛ばされたら強く念じるだけで私たちの所に情報が来るのに、そしたら管理者側だって救出に動けるわ?
悪評価が広まらないようにミスった従業員がそんなことするから、ごまかされた側も勘違いしちゃって……
だから私がチートトリッパーに対応しなければならないのよ。彼らの存在が、転移先の世界を壊さないように
文字数 5,195
最終更新日 2016.11.11
登録日 2016.11.11
9
件