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俺の瞳の中には、糸くずのような精霊ツァルが棲みついている。
視界を漂うそいつはすごく目障りだし、いちいち口うるさくてうっとうしい。
逆らえば記憶を喰うと脅されて、俺は仕方なくツァルに言われるまま、旅をしているわけだけれど――。
ツァルの目的が達成されれば、俺は解放されて自由になれる!
ツァルは自らの目的を達するため、俺は自由の身を得るために。
俺たちは旅の終わりを目指す!
※この小説は小説家になろうさんで完結済みです
文字数 116,554
最終更新日 2019.09.16
登録日 2019.08.12
市田(いちだ)ゆかは、突然の病により亡くなってしまった彼の墓を頻繁に訪れていた。
同じ高校に、一緒に通うはずだった彼。
孤独に飲み込まれそうな、ゆかだったけれど――。
文字数 14,298
最終更新日 2019.08.14
登録日 2019.08.11
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