ベタ惚れガラス小説一覧

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ファンタジー 完結 短編
──ベタ惚れ屋 ガラスのぶどうに捧ぐ。 蛇の髪を生やし、青銅の手を持ち、醜い姿を見た者を石に変える化け物メドゥーサはペルセウスによって殺された後、あの世でもこの世でもない島に逝く。 人を石に変えたくない彼女は人の立ち入らない森に居を構え、刺繍をしたり花を育てたり静かに暮らしていた。 友人と呼べるのは眼が節穴の売れない物書きがたった一人きり。 花の生育の他に刺繍が得意なメドゥーサは物書きに行商を頼み、刺繍の売り上げで細々と暮らしていた。 しかしある日、行商に出た物書きはメドゥーサに断りも無くBのガラスのぶどうと刺繍を交換してしまう。 ガラスのぶどうの作家Bの作品は有名だった。 自らの作品とは値段がかけ離れている。足りない金額を支払いにメドゥーサは森から一歩を踏み出す。
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小説 191,950 位 / 191,950件 ファンタジー 44,584 位 / 44,584件
文字数 16,153 最終更新日 2020.01.21 登録日 2020.01.21
──運命はこの手の中に。  死神ヒュプノスのティコは全ての任を終え、死を迎えるのみだった。しかし『休暇を消化しなければ他の死神に示しがつかない』とホムンクルスのパンドラに極東の南端の島へ送られる。  紺碧の海を渋々と眺めつつ過ごしているとペテン師マルチェロに出会う。 「俺のパートナーになってよ」 「犯罪の片棒を担げって? ごめんだ」  ティコは断るがマルチェロとの賭けに負け、彼に付き纏われる日々を送る事になる。  マルチェロは後を追いかけ回しつつも紳士らしくエスコートをするがティコはそれが気に喰わない。彼女は『女性』として扱われるのを嫌がった。  しかしある事件を境にティコはマルチェロに距離を許すようになる。  隣を許し、心地良いと想う半面『私のマーク』に対して引け目を感じるティコ。  それを薄々と感じ取るマルチェロ。  死は二人を分かつのだろうか? 【ランゲルハンス島奇譚シリーズ】 ・ランゲルハンス島奇譚(1)「天使は瞳を閉じて」 ・ランゲルハンス島奇譚 幕間(1)「天使と悪魔」 ・ランゲルハンス島奇譚 外伝(1)「バンビとガラスの女神」←当作品 ・ランゲルハンス島奇譚(2)「シラノ・ド・ベルジュラックは眠らない(上)」 ・ランゲルハンス島奇譚(3)「シラノ・ド・ベルジュラックは眠らない(下)」 ・ランゲルハンス島奇譚 外伝(2)「もう一人の天使」 以上の順でご覧になるとより楽しめるかと思います。 *「小説家になろう」「カクヨム」「セルバンテス」でも掲載して居ります。
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小説 191,950 位 / 191,950件 ファンタジー 44,584 位 / 44,584件
文字数 117,192 最終更新日 2020.01.21 登録日 2020.01.21
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