三十年戦争小説一覧

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緩やかに終焉へと向かう、ある近世の大陸。 二百年前に起こった〈東からの災厄〉と呼ばれる壊滅的な人口減少のあと、大陸を二分する〈教会〉と〈帝国〉の勢力争いは激化の一途を辿っていた。 〈教会〉は帝国軍による蛮行〈血の礼拝日〉に対する報復として〈第六聖女遠征〉を敢行するも初戦で大敗。 敗走の最中、遠征に帯同する月盾騎士団の若き団長ミカエル・ロートリンゲンは、遠征軍の名を冠する少女、総帥たる第六聖女セレンを救出。 帝国軍の追手を退け、生き残りを賭けて教会領への帰還を図る。 一方、帝国軍第三軍団の騎兵隊長マクシミリアン・ストロムブラードは、精鋭部隊〈黒騎兵〉と友軍の〈馬賊〉を率いて、第六聖女セレンとミカエルら教会軍の敗残部隊を追撃する。 銃火が支配する戦場は、もはや騎士を必要としてはいなかった。 そして二人の騎士の邂逅は、騎士の時代の終わりを告げようとしていた。 *これは近世ヨーロッパで起きたドイツ三十年戦争をモチーフにした架空戦記になります。 架空の世界を舞台としているため異世界ファンタジーに分類していますが、魔法やモンスターは登場しません。あくまで人間同士の戦争です。
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文字数 173,494 最終更新日 2019.03.10 登録日 2018.12.18
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