現代ファンタジー・SF小説一覧
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高校2年生の朝風蒼汰は、不運な事故により、人生の全てを捧げてきた水泳選手としての未来を絶たれてしまった。
事故の際の記憶が曖昧なまま、蒼汰が不登校になって1年が経った夏、気分転換に天体観測をしようと海へと向かったところ、儚げな謎の美少女・夜海美織と出会う。
彼を見るなり涙を流しはじめた彼女から、彼は天文部へと入部しないかと誘われる。
2人きりの天文部活動の中、余命短い中でも懸命に生きる美織に、蒼汰は徐々に惹かれていく。
だけど、どうやら美織は蒼汰にまつわるとある秘密を隠しているようで――?
事故が原因で人生の全てを賭けてきた水泳と生きる情熱を失った高校3年生・朝風蒼汰 × 余命残り僅かな中で懸命に生きる薄幸の美少女高校生・夜海美織、ワケアリで孤独だった高校生男女2人の、夏の島と海を舞台に繰り広げられる、儚くも切ない恋物語。
※12万字数前後の完結投稿。8/11完結。
※青春小説長編初挑戦です、よろしくお願いします。
※アルファポリスオンリー作品。
文字数 125,825
最終更新日 2024.08.11
登録日 2024.07.13
容姿端麗な写真部員のスミレと、周りに上手く馴染めないでいる園芸部員のヒナギク。
二人は恋人同士だからこそ、毎朝一緒に手を繋いで通学し、昼休みはハナバナが屯する中庭で駄弁り、放課後は共に公園の東屋で宿題をする。
しかし、そんな他愛もない行動により、なぜだか彼らは周りから蔑ろにされていた。
デンシャの止まらない駅。
商品が並ばないコンビニエンスストア。
ハナを写真に収めれば「そんな汚いのを撮るなんて悪趣味」だと罵られ、周りは揃って虫の死骸や動物の糞尿を写真に収めている。
近所のぺっとしょっぷでは、ごきぶりや複数の目玉や触手を持つ奇怪な生き物たちが当たり前のように並ぶのに反して、多くの人が気持ち悪いと毛嫌いするウサギやイヌ、ネコは動物園にも送られずに殺処分されていた。
そんな『普通』と呼ばれる多勢な世間とは真逆の価値観を持つ無勢な彼ら。
ヒナギクは、次第に他人との価値観の差異に苦しみ始め──。
「オレと裸で生きるか、それとも、皆んなと同じ嫌いな服を纏って生きるか」
これは今際まで歪みを刻む二人の、すこし不思議な物語。
文字数 43,827
最終更新日 2024.07.27
登録日 2024.07.23
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