キャラ文芸 流血表現あり小説一覧
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「ねえ知ってる? 最近でるらしいよ?」
――吸血鬼――。白皮症、血液嫌い、大妄想持ちの女子高校生、出里若菜は克服しきれない朝の眩惑的騒々しさの中で、親友から今更ながらの情報を小耳に入れる。
吸血鬼が現れる。なんでも、ここ最近の夜間に発生する傷害事件は、おとぎ話でしか存在を聞いたことがない、そんな化け物が引き起こしているらしい、という情報である。
噂に種はなかった。ただ、噂になるだけの事象ではあった。同時に面白いがために、そうやって持ち上げられた。出里若菜はそう思う。噂される化け物らは、絵本に厳重に封をされている。加えて串刺し公の異名を持つブラド・ツェペシュも結局人の域を出なかった。
この化け物も結局噂の域を出ない伝説なのだ。出里若菜はそう決め込んでいた。
あの光景をみるまでは。
※流血表現、生生しい描写、という要素が含まれております。
ご注意ください。
※他サイト様にも掲載させていただいてます。
文字数 113,361
最終更新日 2024.05.20
登録日 2022.12.05
妖を滅する破邪師である、櫛笥(くしげ)みこと。
そんな彼女と新たに出会うのは、妖と共に生きる者たちだった。
敵なのか味方なのかよくわからない、少年や少女、大人に妖たち。
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これは、自由に生きようともがく、わたくしとあの人たちの、出会いと別れの話。
<つげ櫛よ、君があれな 続編>
文字数 81,699
最終更新日 2022.10.01
登録日 2022.08.19
<わたくしには、大っ嫌いな女がいる。>
とある田舎町で妖を滅する一族として暮らす、櫛笥(くしげ)みことには、どうしても気にくわない人物がいた。
頭脳明晰、とんでもない美少女、そしてみんなの人気者――本家の娘、大須賀ミチル。
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これは、偉大な役目である『八重の巫女』を巡り争う、わたくしとあの女の話。
文字数 70,142
最終更新日 2022.01.29
登録日 2021.12.31
“黒衣の狩人”スレイ。
彼は怪物退治専門の狩人《ハンター》として日夜、平穏とは無縁の人生を送っている──。
生死の狭間を血に塗れさせる彼の路は常人には理解し難く、孤独が付き纏っていた。
彼が歩み続ける終わり無き獣道の辿り着く先に待つモノは、はたして──…。
文字数 8,768
最終更新日 2021.01.11
登録日 2020.12.31
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