現代文学 キリスト 小説一覧
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友人関係のもつれから適応障害を発症し、高校受験が出来なくなった映美(中3)は中学を卒業後、自分の部屋に引きこもるようになってしまった。
部屋の窓から外をぼんやり眺めるだけの生活。
身体は鉛のように重たく、耐え難い憂鬱との戦いが続く。
ノートには死にたいという文字が黒く重なり合って暴れていた。
そんな苦しみの中、映美はある奇跡を体験する。
その奇跡はサヴァン症候群と呼ばれているものにも似ていた。
目にするものを一瞬で記憶してしまう能力だった。
る
高校にも行けない映美はこの奇跡の力に押し出されて信じられない力を発揮してゆく。
そしてあるクリスチャンの数学講師との出会いによって本当の自分の願いに目覚めてゆく...。
文字数 26,734
最終更新日 2026.01.06
登録日 2026.01.01
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「わたしはかれを殺し、かれはわたしを救う。これより半年後のことだ」。
誰とも馴れ合わず、無味乾燥なキャンパスライフを送る十九歳の女子大生、朝野聖子。
聖子の計画は遡ること二年前、父親が宴席帰りの列車内で死亡し、鉄道会社が巨額の賠償金を遺族である聖子の母に請求したことに始まる。
それはクリスチャンである聖子の信仰を打ち砕くに十分すぎるほどであった。 神など存在しない。もしくは、驚くほどの怠け者なのだ。
聖子は工学部に入学し、ふつふつとたぎる怒りを込めて成績を上げてゆく。わたしは——ヒトクローンを造る。
神の業を人間の手によって行なえば、神は神ではなくなる。もし反対に神の逆鱗に触れたのちに裁きが下り死したとしても、なんら価値も意味もないこの世に未練など残すまい。これにより神の存在を、その意義を問えよう——そう思っていた。平松高志に心奪われ、なにもかもを絆されるまでは。
当初、平松は聖子の人生に関わるような人種ではなかった。しかし時間をかけて平松の愛情と、大学オーケストラでの友情が凍りついた聖子の心を溶かしてゆく。
平松との愛は、出会ってたった半年間だけの命だった。その愛に今のわたしがあえて名前をつけるなら——「奇跡」だ。
亡くなった平松高志をこの胸に宿し、聖子は死へと近づこうとしていた。
文字数 193,243
最終更新日 2024.03.21
登録日 2024.01.25
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アルファポリスの現代文学小説のご紹介
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