恋愛 男女恋愛小説一覧
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「私の歌声を見込んでくださった閣下の期待に応えたいけど、なんだか視線が甘い気が……?」
アンナ・エフラーは成金豪商の娘。母亡き後、貴族出身の義母と義妹に「卑しい娘」と虐げられている。芸術の都ブルーメンでは音楽をはじめ芸術に長けることがステータスなのに、大好きな歌を歌わせてもらえず、ろくに練習もできないピアノで義妹の伴奏ばかりしていた。
そんなある日、晩餐会に貴族出身の実業家であるゲオルク・レングナーがやってくる。彼はアンナの実力を見抜き、「きみの歌を聴かせてくれ」と外の世界へ連れ出した。
当然よく思わない義母たちはアンナを酷く虐げるけど、アンナの胸に灯った火は、そんなことで消えはしない。
「私はもっとたくさんの人に、私の歌を聴いてもらいたいわ」
「きみならできるさ」
ゲオルクさまは、そう言って私を励ましてくださる。期待に応えたいわ。
だけど、ちょっと待って。
なんだかゲオルクさまの視線が甘い気がする。
私を夜会に連れていくとか、お祭りへ一緒に行くとか、まるで婚約者みたいじゃない――!?
※この小説はカクヨムさまにも掲載しております
※身体的・精神的虐待の描写があります
文字数 11,677
最終更新日 2024.11.25
登録日 2024.11.25
注意)R18です。男女物のオメガバースです。BLではありません。*タイトル変えます。
レイ・ストゼルムはアルファの宮廷弁護士だ。借りていた資料を返却するため、仕事帰りに王宮の図書館の書庫へ立ち寄る。そこにはヒートに苦しむオメガの女性がいた。
ヒートを落ち着かせるために、一夜の熱い関係を結んでしまう。
オメガとの快楽を味わったレイは、彼女との忘れられない記憶を胸に、昨夜のオメガを探し始める。
アイラのバース性はオメガだ。深夜勤務で宮殿を掃除している。
父親のアルファから非嫡出子として扱われていたアイラは、恵まれない環境で育ってきた。
母親の自死を目の前で見て、父親であるアルファに恨みを持っている。
清掃員として働きながら、いつの日か必ず復讐する事を誓い生きていた。
突然、発情期が来てしまったアイラは、宮廷弁護士であるレイと交わってしまう……
*日本の法律システムを参考にしていますが、架空の話です。作者が勝手に作った、仕業がでてきます。
*過去作品をファンタジー恋愛、男女物オメガバースにして書き直しました。
*かなり重い作品です。なんなら病むレベルかもしれません。最終的にはハッピーエンド。
*舞台は近代よりの中世ヨーロッパ風です。
文字数 86,953
最終更新日 2024.11.25
登録日 2024.11.04
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