ファンタジー 実は主人公最強小説一覧
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【あらすじ】
「おい、拳児。お前は今日限りクビだ。荷物を置いてさっさと俺たちの前から消え失せろ」
ある日、荷物持ちの拳児はリーダーの草薙数馬にそう言われ、C級探索者パーティー【疾風迅雷】からのクビを言い渡されてしまう。
拳児がクビにされた理由はPTの探索者ランクがB級に昇格し、ダンジョン内で専用カメラを使っての配信活動がダンジョン協会から認可されると草薙数馬が確信したからだ。
そうなると【疾風迅雷】は顔出しで探索配信活動をすることになるので、草薙数馬は身元不明で記憶喪失だった拳児の存在自体が自分たちの今後の活動に支障が出ると考えたのである。
もちろん、拳児はクビを撤回するように草薙数馬に懇願した。
だが草薙数馬と他のメンバーたちは聞く耳を持たず、それどころか日頃からの鬱憤を晴らすように拳児に暴力を働いてダンジョン内に置き去りにしてしまう。
しかし、このときの草薙数馬たちは知らなかった。
実は今まで自分たちが屈強な魔物を倒せていたのは、拳児の秘められた力のおかげだったことに。
そんな拳児は追放されたあとに秘められていた自分の真の力を取り戻し、しかもダンジョン協会の会長の孫でインフルエンサーのA級探索配信者の少女を助けたことで人生が一変。
上位探索者でも倒すのが困難なイレギュラーと呼ばれる魔物たちを打ち倒し、自身もダンジョン協会からのサポートを受けて配信活動を始めたことで空前絶後の神バズりをする。
一方の拳児をクビにして最悪な行いをした草薙数馬たちはB級探索配信者となったものの、これまで簡単に倒せていた低級の魔物も倒せなくなって初配信が大ゴケしてしまう。
やがて無名だった荷物持ちの拳児は世界中から絶賛されるほどの探索配信者となり、拳児をクビにして追放した草薙数馬たちは死ぬこと以上の地獄をみることになる。
これは現代ダンジョン配信界に激震が走った、伝説の英雄配信者の比類なき誕生譚――。
文字数 274,423
最終更新日 2024.09.30
登録日 2024.08.29
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
文字数 162,883
最終更新日 2023.05.28
登録日 2023.05.13
勇者テラスパーティーの役立たずとして有名な荷物持ちアイン。
戦闘能力が全くないアインの唯一の長所は「収納魔法」の容量が人より少し大きいというものだった。
普段からパーティーメンバーや冒険者仲間にバカにされて来たが、それでも仲間の為にと予備の装備や回復アイテムを運んでいた。
だが強大な敵と対峙したときテラスたちはアインを囮に逃亡してしまう。
絶望の中、懸命にモンスターと戦うアインはいつの間にかモンスターよりも強くなってしまっていた。
その結果――
「燃やし尽くせ! ファイアボール!」
「収納魔法」
「オ、オレのファイヤーボールが収納された!?」
「どけっ! 我が伝家の宝刀の切れ味を受けてみよ! 一の太刀! 空刃!」
「人のいる場所で剣を振り回すものじゃない。これも収納魔法」
「おぃぃぃいいいいい! 剣返せよ! 伝家の宝刀ぉぉおおおお!」
これは勇者よりも剣聖よりも賢者よりも強くなってしまった、ただの「荷物持ち」の話である。
文字数 1,028
最終更新日 2020.08.31
登録日 2020.08.31
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