ファンタジー 氣功術小説一覧
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【異世界の島に漂着してしまった少年少女達の物語】
東京都新宿区西新宿高等学校2年4組の會澤快斗、森山慎二、長月亮太、宮間莉央、藤嶋奈緒子、斎藤沙織の6人は、夏休みに5泊6日の離島巡りの旅行をするためにアルバイトをして旅費を稼いで出発した。船旅は晴天にも恵まれて快調だったが、3日目に突然の嵐に見舞われてしまい、船は呆気なく転覆、大破した。6人は海に投げ出されてしまい、荒波に揉まれてバラバラに。慎二、亮太、奈緒子、沙織の4人は浜辺に打ち上げられるも、快斗と莉央の姿は無かった。慎二達が漂着した島は森の中に流れる小川の他には小さな木の実くらいしかなく、満足に食べる事が出来ずに、次第に険悪な雰囲気が漂い始め、遂には慎二と言う名の馬鹿野郎が溜まりに溜まった性欲とイライラを発散するために奈緒子を襲ってしまった。服を破られ、下着も脱がされて大事な『初めて』を奪われそうになった時、何処からか1本の矢が飛んできて、慎二の頭を貫いた。奈緒子の悲鳴を聞きつけてやってきた亮太達は、奈緒子の姿を見て、何があったのか、何が行われようとしていたのかを直ぐに悟ったが、奈緒子の側に頭を矢で射抜かれて転がっている慎二の死体を見て、誰が殺ったのかは分からなかった。その時だ。「よう! 久しぶりだな」「あら。皆んな無事だったのね」という聞き覚えのあるのんびりとした声とともに森の中から弓矢と槍、ナイフで武装している快斗と莉央の2人が現れた。
文字数 1,505
最終更新日 2024.12.18
登録日 2024.12.18
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