命乞い小説一覧
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「くそっ!くそっ!くそくそくそ!」
地面に跪き、怨嗟の声を上げる若者の名は――セドリ。
【アイテム無消費】ユニークスキルを持つ冒険者だった。
だが彼はつい先ほど、パーティーメンバーに裏切られダンジョン奥地へと追放される。
彼のスキルは経費を0に出来るという優れた物だった。
その恩恵でパーティーは消耗品を湯水の如く惜しみなく使えていたのだが――パーティーがSランクに上がった事で状況が一変する。
Sランク冒険者は国から毎月多額の援助を受けることが出来た。
その結果不要になったのだ。
経費を0にするだけのメンバーが。
だが普通に追放したのでは悪い噂が立ってしまう。
だから彼らはセドリを排除する。
ダンジョン奥にある転移トラップに彼を突っ込んで。
「くそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそくそぉ!!!俺は生きのびてやる!生きて帰って復讐してやる!」
セドリの硬い決意。
本来なら、それは空しい夢絵空事だった。
だが彼はダンジョン最奥で、数々の強力なアイテムを手に入れる事に成功する。
そして【アイテム無消費】でそれらを無限に使い続ける事で、彼は最強の力を手に入れた。
これは最強の力を手に入れた男が、自分を始末しようとした仲間達に復讐する物語。
文字数 249,783
最終更新日 2022.11.24
登録日 2021.08.24
冤罪によって死刑囚になった中野あかりは執行の直前に執行人の佐々木に命乞いをした。
「お願いします!何でもしますから命だけは…助けてください、殺さないでください!」
あかりはなんとか死刑から逃れたがその代わりに逆らうと締まる首輪をつけられ佐々木の犬として飼われてしまう
「今日からお前は俺の犬だ、返事は?」
「わ、わん」
佐々木のドSな性格があかりを苦しめる!
元死刑囚とドS看守との同棲生活
あかりは心も体もボロボロになるも佐々木のちょっとした優しさのギャップでだんだんと好きになってしまう!
「別にこれは私の欲をを満たすためじゃなくて首輪が締まるのが怖いだけなんだから!」
と、自分に言い聞かせるもやっぱり感情を抑えられないあかり!
これはそんな少しねじれた2人のお話
文字数 11,478
最終更新日 2021.01.11
登録日 2020.11.08
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