ワケあって高校を休学中の香月は、遠縁の親戚にあたるエンジュというオカマ(本名:遠藤寿)に預けられることになった。
その目的は、魔女修行。
山奥のロッジで「魔法屋オカマジョ」を営むエンジュのもとで手伝いをしながら、香月は人間の温かさや優しさに触れていく。
けれど、香月が欲する魔法は、そんな温かさや優しさからはかけ離れたものだった…
オカマの魔女と、おバカヤンキーと、アライグマとナス牛の使い魔と、傷心女子高生の、心温まる小さな魔法の物語。
文字数 99,291
最終更新日 2017.12.22
登録日 2017.10.31