アポロチョコ小説一覧
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母の静子が約束を破ったことに腹をたて、智子は家出した。家出して向かったのは、汽車で二駅のところにある祖父母の元に向った。一人で切符を買い、汽車に乗り、祖父母の家まで智子はたどり着く。祖父母の家は、文房具をやっている店舗付き住宅だった。
土間から居間に上がると、振り子時計、ちゃぶ台があり、菓子折りには煎餅が入っていた。
昭和の風景の中、半日の冒険の物語
文字数 6,106
最終更新日 2021.03.09
登録日 2021.03.09
「あなたって、もしかして幽霊だったりしない?」
季節は夏。喫茶店にふらりと現れた女性は、店員である窪塚馨へそう言い放った。
彼女の名前は長瀬香。「アポロチョコを食べると未来が見える」という不思議な能力を持つ彼女は日々、見えた未来を実現させることを日課としていた。
「泣いていた」「見知らぬ子にありがとうと言われた」「幽霊を見た」などなど……彼女の語る未来の実現を、馨は毎日のように手伝う日々を送っていたが……。
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文字数 99,372
最終更新日 2020.07.28
登録日 2020.06.30
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