ちょいブラック小説一覧
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王子様の元恋人なんて、バッドステータスにも程がある……じゃないですかー。そんなクッソ重い十字架を、幾ら頭と尻が軽いからって、あんなうら若きお嬢さんに背負わせるなんて可哀想にも程がありますよー。
王族の恋人のどこがバッドステータスだ? 光栄に思いこそすれ、悪し様に言うのは不敬に過ぎる?
ははっ、ヤだわー。殿下ー、寝言は寝てから宣ってくださいよー。
どう考えったって『王子様の元恋人』なんて称号、バッドステータスですって。むしろ、一度装着すると外れなくなる系の呪いの装備的な?
え~? 不敬罪食らわすぞって? ヤだなー。俺のお仕事は、常日頃から『美女を集めて俺だけのハーレムを作りたい』だとか頭沸いたことばっか言ってる殿下のお目付け役なんですからー。
最悪、ぶん殴って気絶させてでも殿下を止める許可を陛下から頂いてまーす。
つか、今の俺は一応殿下の側近扱いですが、陛下直々に雇われてんので殿下の命令よか陛下の命令のが上位っすわー。
え? いつか俺を泣かす? ははっ、楽しみに待ってますねー?
設定はふわっと。
文字数 2,483
最終更新日 2025.02.02
登録日 2025.02.02
文字数 4,476
最終更新日 2022.12.09
登録日 2022.12.09
いい天気だ。
青空が大きく広がる窓を背に座った人たちを前に、私はそんなことを思っていた。なにもかもがバカらしくなって、気持ちのよい青空を見続けてでもいなければ、脳みそも心臓も、動くのをやめてしまいそうだったから。
文字数 2,476
最終更新日 2022.03.30
登録日 2022.03.30
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