「好きな子が童貞はあり得ないって言ってたんだーー」
加奈子は幼馴染みで腐れ縁の、裕貴に泣きつかれる。
『私も一応、処女なんだけど』
自信はないが一応、処女なはず。昔から三次元男子に幻滅していた加奈子は、しっかりと醸成された腐女子だった。
『芸の肥やしになるかもしれないし、その代わりあんたのカラダ観察させてもらうわよ!』
素直になれない腐女子とへたれ男子の、思春期ど真ん中なただれた関係の行く末はーー
※多少BL表現が入ります。
文字数 160,395
最終更新日 2020.10.28
登録日 2020.02.15