サヨ・レイナードは、辺境の村の外れでひっそりと暮らす薬草師。
冬が近くなってきたある日、サヨは家の近くで行き倒れた男性を拾う。
サヨに介抱され、目を覚ました男性はヴィンセンと名乗り、隣国に渡りたいというが、もうすでに隣国に続く道は雪で覆われ春まで通行できない状態。
ヴィンセンの様子に何か訳アリなのを感じたサヨは、村に迷惑をかけられないと、彼を春まで家に置いておくことにしたのだが――
※約15,000字
※頭からっぽでお楽しみください
※直接的表現あり
※展開が早いのはご容赦くださいませ
文字数 14,802
最終更新日 2022.06.12
登録日 2022.06.10