中世に人権なぞ無い小説一覧
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ジキムート。それは傭兵の名前である。
傭兵とは金で雇われ、モンスターや人を殺す者の事だ。
金に汚く、陣営を行ったり来たり。
報酬に合わないと思えば、依頼を破棄して逃げる事もある。
彼も同じくまた、そう言った仕事を生業とする蛮人。
だが一つ、違う所があった。
それはこの傭兵は、異世界からやって来たという事。
彼の故郷世界は今も、神と戦い神を恐れて暮らしている。
マナも枯渇しそして何より、心底神を憎んでいた。
だがこの異世界、飛ばされてみればそこは……神が人を愛しそして、人も神を敬う世界。
そんな真逆の様な世界の中で彼は、生き残るための戦いを繰り広げ続ける。
故郷世界では神を恨んだ彼。だがこの世界では、自分の世界に還る為に、神の足にすがりに行くのだ。
その事に悔しさはないのか、って?ある訳が無い。利用できる物は利用する。それが生きるという事。
『リアルに生きる、生き残る』
死ぬという選択肢はない、誰かを欺いてさあ……切り抜けろっ!
剣戟と魔法。そして人間味あふれる中世ダークファンタジー。
この話はホームページでも、公開されています。
文字数 586,792
最終更新日 2021.06.13
登録日 2019.09.13
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