一目惚れだった
どんな人より輝いて見えた
どんなに裏切られても
好きでいることをやめられなかった
無様で、滑稽で、
必死にしがみつこうとした
私の話。
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中学三年生
一年生の頃から続けた吹奏楽部も引退に近づき
進路をどうしようか悩んでいる
朔崎 瑞月(さくさき みづき)
中学生活最後のクラス替えで
出会ってしまった
酷く残酷な大好きな人と優しくて頼もしくて安心する親友
このたった1年間が
今でも私を縛り付けるの
文字数 3,201
最終更新日 2019.02.25
登録日 2019.02.25