祝詞で紡ぐ真実小説一覧
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どんなに隠しても、心の声は嘘をつく——。
人の本当の「心の言葉」が聞こえる呪いを抱えた17歳の高校生、白蓮透真(はくれん とうま)。
真面目で冷静、黒髪イケメンの彼だが、不潔やいい加減な人が大の苦手。そんな彼が、ある日ふと目にした「探偵事務所のアルバイト募集」の張り紙に惹かれ、足を踏み入れたのは、何とも怪しげな探偵事務所だった。
オーナーの名前は九条清蓮(くじょう せいれん)。27歳、陰陽師の家系に生まれながら、チャラくていい加減な天才陰陽師。
「呪いなんて使い方次第だろ?」という軽い言葉とは裏腹に、彼が手掛ける事件はどれも奇妙で不可解なものばかり。
そんな探偵事務所で透真は、自らの呪いを武器に謎解きへ挑むことに——。
100年続く呪い、不審死が繰り返される家系、そして「罪」とは何か。
過去と現在が交錯する中で、透真は自分の呪いと向き合い、やがて驚愕の真実に辿り着く。
「呪い」はただの不幸ではない。それを制御し、活かすことができれば——それは最強の武器になる。
真実の声が聞こえる少年と、軽妙な陰陽師オーナーが織りなす、呪術×探偵のミステリーファンタジー!
奇妙な事件の先にある、衝撃の真相を目の当たりにしたとき、彼は何を選ぶのか——。
現代ミステリーファンタジー作品です。
文字数 23,041
最終更新日 2024.12.17
登録日 2024.12.03
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