主人公、葵には恋い焦がれる人がいる。
その名は螢沢玄尚。葵より一回り以上年嵩の時代劇俳優であり、悪代官(役)の男性である。
悪役ながらも素顔は穏やかで優しい紳士の螢沢は、殺陣技が未熟な葵にもいつも優しい。
それは自分を気遣い「練習に付き合う」とまで言ってくれるほどで。
けれどその練習途中、突然螢沢が妖しい微笑を浮かべて―――?
気持ちが駄々漏れの女忍者は、知らず手中に堕とされる……
※他投稿サイトにも掲載しています。
文字数 16,079
最終更新日 2024.11.10
登録日 2024.11.07