妖刀ではない小説一覧

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家老の娘である澪は、藩主の側室になることが決まっていた。 父、加納十太夫には、藩でも指折りの剣士を屋敷に呼び、刀を見せるという楽しみがあった。 近頃のお気に入りは、去年の御前試合で頭角をあらわした若き藩士、篠田郁之介。 素直だが、どこか陰のある郁之介が気になる澪。 いよいよ江戸へ向かう澪の駕籠の前に現れた郁之介は、刀を抜いた。 人を人斬りに駆り立てるのは、刀か、それとも人か。
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文字数 2,930 最終更新日 2024.10.21 登録日 2024.10.06
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