ダークファンタジー・恋愛小説一覧

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恋愛 連載中 長編 R18
 魔術師であることを隠し騎士として働くルークは、王命の特別任務で滞在した屋敷の中で、自身と同じように顔半分が前髪で覆われた少女を見かけた。執事の慌て方で、彼女を外部の人間に晒したくなかったのは明らかで、この少女が特別任務に関わっていることも察した。  出生記録がなく存在を消されているが、直で姿を確認した彼女を探すために、ルークは自身に変身魔術を掛けた。子犬の姿になると、強烈な甘い匂いを感じ、戸惑った。嫌いではなく、むしろルークの好きなこの匂いには、二十二年の人生で一度も触れたことがなかった。  その少女についてルークが出した結論は、番だった。魔術師には番がいれば、魔力増強ができるようになる。魔術の元となる魔力が増え、より強力になれる。ルークの感覚と思考が正しければ、彼女も魔力を持つはずだ。隠されている理由としては腑に落ちない。他に何か、都合の悪いことがあるに違いない。  翌日、子犬姿のルークが彼女の膝の上で見たものは、前髪で隠された漆黒の片目と、顔の半分を覆う魔の紋章だった。彼女から魔力の気配は感じられず、伝説級の珍しさで、ルークは文献調査のために一度王都に戻ることを決める。魔術師の師匠ジョンから、次の特別任務が魔の紋章の解放になる予想や、性交渉をもって紋章を解放するという、今まで友人すらいなかったルークには最高難度とも言える特別任務を聞かされ…?  ☆ 騎士兼魔術師のルークと、ルークが任務で出会った魔の紋章を持つ少女のお話。 ヒロインを大事にしたいあまり、悩みすぎて苦しむヒーロー(ルーク)を書いたつもりです。 物語の後半には、無理矢理の性交渉などありますので、ご注意ください。 以前公開していた『魔の紋章を持つ少女』の改稿版です。 ムーンライトノベルズにも同内容を掲載しています。
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文字数 215,142 最終更新日 2024.09.07 登録日 2024.07.01
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