西洋伝奇風ファンタジー小説一覧

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  島国アルストル王国のある街では、奇妙な猟奇殺人事件が起きていた。大胆な犯行に反して有力な証拠や証言は無く、捜査は難航を極めるていたそんなある日。  立ち寄ったバーで、刑事オミッドは自身を「血族」の女王と称するティアに出会う。  更に相棒の後輩刑事カーティが翌日の捜査中の襲撃により、化け物殲滅を掲げる「教会」の一員である事が発覚。  そこに化け物との共生を目指す「連盟」の狩人が登場。その場はティアの乱入もあって治ったが、狩人からはこの件から手を引くよう忠告を受ける。  それでも事件解決の役に立ちたいオミッドは、カーティ、ティアらを説得。事件の元凶にして叛逆の血族デーヴの狩猟に挑む。  そんな彼の前に立ちはだかるのは、デーヴの手下と化した彼の元上司であり師トレントだった。  相棒を失い歪んだ正義を振るい、暴走する師からの血族化をオミッドは払い除け、孤立無援の中奮戦。引導を渡す事となる。その後カーティと合流し、一度仕切り直そうとする二人をデーヴが襲う。  カーティの善戦虚しく、種族の差には敵わず。二人は窮地に陥る。  そこにティアが参上し、女王の名に恥じない一方的な戦闘を展開するも、追い詰められたデーヴはここに来て更なる成長を遂げ、会心の一撃で起死回生を遂げる。 動けない彼女を二人が守るが、その際ティアを庇ってオミッドは瀕死状態に。  自身に滴る彼の血で目覚めた彼女は激昂、勢いのままにデーヴを叩き潰す。  戦闘後、瀕死の彼を血族化で生かそうとするティアだったが、彼はこれを拒否。  しかし過去同じように死を選んだ親友を彼に重ねた彼女は強引に血族化を決行。一度死んでしまった彼を、自身と同じ真祖へ変貌させる。 その後。連盟から事の顛末を聞いた彼は、提案もあって得た力を活かすべく彼らへの協力を決意。  そして謝罪をしに来たティアと一応の仲直りと再会の約束をし、事件は幕を下ろした。
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文字数 105,663 最終更新日 2024.05.17 登録日 2024.05.03
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