パイプ小説一覧

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現代文学 完結 ショートショート
わたしは冷蔵庫を開けたままうなだれ、火を消すために流しの水を出した。火種の消える音は水道の音でかき消された。わたしとかれには、過去ならいくらでもあるが、一切の未来はないのだ、と断罪するように水が流れた。
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文字数 2,973 最終更新日 2024.01.29 登録日 2024.01.29
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