種子島宇宙センター小説一覧

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 九州の南、種ヶ島というロケット打上げ場がある街で、小学三年生のタカシは暮らしています。  タカシのパパとママは一緒に研究する科学者さん。タカシは家に一人でいる事が多いのですが、寂しくはありません。  大好きなライカのお陰です。  六年前、交通事故にあう瀬戸際でタカシを救ってくれた野良犬がライカ。  傷ついたライカは家族の一員となったのですが、年をとり、おばあちゃん犬になったライカは元気がありません。  昔の元気を取り戻してほしくて、タカシは六年前の事故の時、壊れたライカの首輪を探します。  不思議な輝きの金属で作られている首輪は、何故か元通り直っていました。  首を傾げながらタカシが首輪をライカへ付けてやると、辺りは温かい光に包まれ、いつの間にかライカは若返っています。 「ありがとう、タカシ。あなたのおかげ」  信じられない成り行きにタカシが目を丸くすると、何とライカは人の言葉で話しかけ、UFOまで呼び出してしまいます。  さぁ、散歩に行きましょう。  ライカに誘われ、UFOに乗ったタカシは、パパとママの作り上げた探査用ロボットが今、まさに降り立とうとしている月へ向うのですが…… エブリスタ、小説家になろう、ノベルアップ+にも投稿しております。
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文字数 11,417 最終更新日 2023.07.28 登録日 2023.07.24
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