ホワイダニット小説一覧
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東京は丸の内。
事件記者の東城達也と刑事の西園寺和也は車椅子生活者の友人、片桐美波に半ば強引に“デート”に誘われる。
東京駅、グランルーフ、八重洲地下街と巡る三人のドタバタデートはシックな夜のショットバーを飛び出して、その日もよくある出来事として日常に刻まれる…はずだった。
2014年3月29日。丸の内。
混雑する休日の地下街に突如として現れた謎の他殺死体。
犯人対探偵の息もつかせぬスリリングな駆け引きと忌まわしくも陰惨な事件を描く『白の女王』。
難解にしてマニアック! 名状し難い悪夢のような複雑怪奇なブッ飛んだ事件に、ブッ飛んだ名探偵が挑む、謎解き本格ミステリー。
カバーデザイン 歩いちご(coconala)
※『隅の麗人』をエピソード毎に分割した作品です。
文字数 309,936
最終更新日 2024.07.20
登録日 2019.12.20
『草花静寂にして、銀杏を揺らした風は止んでいた。けれどもそこに、先程までの暖かい陽光はない。枝に佇む鳥たちは知っているのだ、虚ろな秋空を。風凪の、暫し異様な静けさは、いずれ嵐となる前触れなのだということを。故に、じっと留まるのだ』
静岡県JR三島駅前のビル屋上で女性の絞殺死体が発見された。直ちに三島署に捜査本部が組織され、本部長に若き県警の警部 新見啓一郎が任命された。
被害者は、何故殺されたのか……最期に残された彼女の日記から死の真相が明らかになって行く。そこには、惻隠の情が読みとれた。
「警察官の正義とは何か、それは被害者の無念を晴らすことだ」
新見の脳内を、自身の言葉が駆け巡る……
『真由理』との静かな対話の中で、新見啓一郎の推理が始まった。
新見啓一郎を中心に、登場人物それぞれの個性と、情景描写、心情描写を大切にしたヒューマンドラマ、ホワイダニットミステリーを描いています。
描写の中に、伏線を多数張り巡らせております。10万文字小説ですが、一気に読めると思います。
麻生 真由理……
文学部出身で、市立図書館の受付をしながら小説家を志していた彼女の洞察と聡明さに、憧れ以上の感情を抱いていた。新見の思考回路には『真由理の部屋』が存在し、彼女の思念と照らし合わせることで、事件の[不条理な闇]ともいえる刹那を、平明に捉えることが出来るようになる。
文字数 103,342
最終更新日 2024.03.10
登録日 2023.12.21
大学の奇術愛好会の夏合宿を、龍之介視点、陽菜乃視点で展開する。意外な結末のクローズドサークル愛憎ミステリー。なぜ、悲劇は起こったのか。
序盤は何気ない日常に伏線があります。お見逃しなく。
【登場人物】星英大学・奇術愛好会の同級生
●龍之介……セミプロマジシャン。どことなく影がある。
●陽菜乃……宝塚の男役のように凛々しい容姿。
●桜子………陽菜乃の幼馴染み。美少女。
●クリス……イギリス王子風の美形。生真面目。
●和樹………クリスの幼馴染み。小動物系。ミックス関西弁。
●キャロル…カタコト日本語を使う陽気な才女。
●蒼一………サイコパスな残念イケメン眼鏡。
●奈月………感情豊か。ポッチャリを気にしている。
文字数 86,748
最終更新日 2023.03.31
登録日 2023.02.28
ミッション系の私立高校、聖真学園で起こった、女生徒の不可解な飛び降り自殺。
その女生徒は奇妙にも飛び降りる直前まで正体をなくしたように笑っていた…。
死んだ女生徒のクラスメートである成瀬勇樹は不可解な自殺を疑問に思い、独自に調査していくうちに一人の不思議な男に出会う。
やがて巻き起こる第二の事件…。
2006年6月。
とある私立高校を舞台に描く衝撃の問題作。物語の終盤に待つ、その驚愕の真実とは…?
名探偵、来栖要(くるすかなめ)初登場の本格推理長編の第一段!
※横書き・明朝体・黒背景白文字の読書設定でお読み戴くと、より重厚な本格ミステリーらしい雰囲気でお楽しみ頂けます。
文字数 587,709
最終更新日 2018.06.07
登録日 2018.05.15
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