幻想怪奇小説一覧

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ホラー 完結 短編 R15
小野悠介は父親の仕事の都合で、T県の三崎町へと引っ越してきた。 新居となる家のエアコンの調子が悪く、不動産会社へ連絡をするも業務を委託している会社が繁忙期の為、こちらに来れるのが一番早くて六日後になるという。 夏休み中の悠介は、涼める場所を探して町を散策することにした。だが町唯一の公共施設である図書館は八月下旬まで改修工事で閉館中。 仕方がないので山手を歩いていると、古びた木製の看板を見つける。どうやらこの先に池があるようだ。  好奇心と涼を求め、悠介は看板の指し示す道を進んで行くがーー。 現代の田舎を舞台にした、妖しくも美しいダークホラーです。
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小説 193,818 位 / 193,818件 ホラー 6,807 位 / 6,807件
文字数 20,142 最終更新日 2023.09.15 登録日 2023.09.15
昔むかし、とある海辺の町の大晦日。余四郎と寅吉は、明王様の祠を見張る「供物番」に選ばれた。二人は自分の居場所を見つけられずにいる半端者同士。町へ越してきて二年目の余四郎は、林の奥にある廃寺へ行こうと寅吉を誘う。 少年たちはこのとき、供物番という役割が持つ数奇な側面をまだ知らなかった。 家族同士の複雑な愛情と共感、すれ違いと無関心。信仰と背徳。 誰もが言葉にできない孤独、悩み、危うさ、弱さ、そして秘密を抱えている。 二人の少年が、心の奥底に秘めたそれぞれの衝動と渇望。それらがもたらした、小さな小さな物語。
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小説 193,818 位 / 193,818件 ホラー 6,807 位 / 6,807件
文字数 25,511 最終更新日 2023.04.18 登録日 2023.04.18
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