爽快バトル小説一覧

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ファンタジー 連載中 長編 R15
モフモフだけならいざ知らず、足音まで〝ぽむぽむ〟と聞こえる、あざとい子狐が全て悪いと思わないかい?   だってあの男は、それが原因で異世界へと行く途中、予期せぬ事態に巻き込まれるんだ。  目の前には歪な魔法陣があり、気がつけば豚みたいな王様が兵器として、勇者を召喚したってさ。  そんな馬鹿みたいな召喚に巻き込まれた、あわれな男の話なんだって。  だがこの男、普通じゃないのよ。  なにせ二十歳のくせに、ヤバイ古武術の達人だってんだからビックリだよね。  だからね、異世界人に廃棄(ゴミ)処分されても、人間兵器の勇者に殺されそうになっても、男は負けないんだよ。  どうしてそんな事を知っているのかって?  簡単だ――  俺の話だからだよ!! 絶対に力を取り戻し、お前ら全員に〝ざまぁ〟してやるから覚悟しとけ!! ☆ ☆ ☆ ここまでが簡単な〝あらすじ〟ですが、このまま本編へ読み進めてもOKです。 以下、お時間があれば詳しい〝あらすじ〟をご覧ください。 ☆ ☆ ☆ 二十歳の男、古廻戦極(こまわりせんごく)は異世界へと渡る準備をしていた。 戦極が現在いる場所は、日本と異世界の中間にある〝異怪骨董やさん〟と呼ばれる、神の宿る骨董品を封印しておく場所であった。 そこから旅立つ戦極には野望がある。 趣味の骨董品を持ち、異世界で骨董やを開くというものだ。 だが状況がそれを許さない。 この男、古廻戦極は先祖代々受け継がれる、一子相伝の古武術の使い手だったからだ。 なぜそんな武術を継承しているのか?  そのワケこそ、〝三百年前の先祖の恨みを異世界で討つ〟ことが理由だという。 幼少より祖父に理不尽に叩き込まれた武術と、剣術を魂にまで刻まれた事で、二十歳にしては達観した……いや、枯れたような男でもあった。 ちょっと抜けているけど。 そんな戦極が日本最狂の妖刀たる〝悲恋美琴〟を持ち、異世界へと渡る直前、何者かの妨害により目的地と違う場所へと召喚されてしまう。 意識がもうろうとする中、目覚めた戦極は異様な光景を目撃。 薄暗い地下室で、その儀式が行われていた。 そう――勇者召喚を。 気がつけば戦極の力の元たる悲恋美琴を消失し、異世界でも最弱の部類になってしまう。 それを知った周りの勇者二人をはじめ、国の関係者もゲスも極まる性格であり、戦極をイヂメぬき楽しむ。 だがそんな逆境にも負けず、戦極は力を取り戻すために努力するが、廃棄(ゴミ)の烙印を押されてしまう。 やがて新規に見つかったと言うダンジョンへと、罠よけのために放り込まれる戦極であったが、そこで運命の再会を果たす。 それは力を取り戻すために、探し求めた戦極の妖刀・悲恋美琴であった。
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文字数 206,991 最終更新日 2022.10.27 登録日 2022.08.23
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