戦術小説(外部サイト)一覧

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胴江正武。四十五歳の日本人。 私は恥の多い生涯を送ってきました。後悔しかない。  ああ、畜生。もっと上手く立ち回っておけば。国家権力も、警察も法律もオレの敵ではなかったんだ。上手く扱えば強力な味方になっていたと言うのに。  反省点が走馬灯のように流れていく。幼少期にもっと勉強に精を出していれば。湯水の如くお金を浪費しなければ。もっと思慮深く考えてから行動に移していれば。  願わくば、次の人生ではもっと上手く立ち回れることを願って——。  ここで、オレの意識は途切れたのだった。  すると、オレは何故か記憶を持ったまま赤子になっていた。  仰々しい屋敷に生まれたオレ。正直、何がなんだかわからない。  わからないけど、一つだけ決めていることがある。  それは偉い人や国家権力には逆らわない。無難に生きていくんだ。  保身に徹して、決して心証を下げない。  そう決めたはずなのに、何でこうなってしまったのか。  王子に転生した男が繰り広げるスローライフ&戦記。  彼は、王国をどうするつもりなのか。
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小説 21,381 位 / 21,381件 キャラ文芸 312 位 / 312件
登録日 2020.12.29
俺、春風未来(はるかぜみらい)は、アウレリウス魔術師養成学校に入学し、妹の学費のために、成績優秀者になり助成金をもらおうと考えていた。 そこは、魔法での戦いで勝利し、序列を上げることが最も評価される基準となっていた。 しかし、その入学試験で思いもよらないことを告げられる。 「あなたは、肉体強化魔術しか使えません。はっきり言って才能は有りません。」 だが俺は諦めない。 妹のため、送り出してくれた家族のため、何より、才能を言い訳にして負けるなんて許せるはずもなかった。 「分かりました。才能がないのは認めましょう。ですが才能がないからって弱いとは限らないですよ。どこまでやれるか見せてあげますよ。」 「なら証明してみなさい。この学園は強さこそ全てです。戦いに勝利したものが崇め奉られる世界なのです。戦いに勝利し続けなさい。そして学内一位の座を掴んで見せなさい。そうすればだれからも認められる魔術師と認められるでしょう。」 これは、俺が最強の魔術師になるためのストーリー。 時に笑い、時に泣き、時に意地を張る。そして俺は全てを手に入れるんだ。 才能なんてただのレッテルだ。 戦え。 俺が俺であると証明するために。
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小説 21,381 位 / 21,381件 ファンタジー 8,284 位 / 8,284件
登録日 2020.12.29
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