人間の心に芽生える死の衝動を、自らの肢体を贄にして生の衝動へと転換する、タナトス杏里。
杏里は同時に、人類の中に紛れ込んでいる”外来種”を探知する能力をも備えている。
杏里が探知した外来種を駆除するのは、武闘派パトスである榊由羅。ふたりの心のケアを担当する栗栖重人はヒュプノスだ。
3人の前にたちふさがる、希少な牝外来種、黒野零。
鮮血と脳漿、肉片が舞う狂気の戦いの幕が、やがて切って落とされる、タナトス・サーガ第二弾。
文字数 88,178
最終更新日 2022.02.26
登録日 2022.02.20