四部作小説一覧

1
昭和十六年、夏。 佐伯 廣子は休暇中の婚約者に呼ばれ、ひとり汽車に乗って、彼の滞在先へ向かう。 突然の見合いの末、あわただしく婚約者となった間宮 義彦中尉は、海軍士官のパイロットである。 実は、彼の見合い相手は最初、廣子ではなく、廣子の姉だった。 姉は女学校時代、近隣の男子学生から「県女のマドンナ」と崇められていた……
24h.ポイント 0pt
小説 193,820 位 / 193,820件 歴史・時代 2,393 位 / 2,393件
文字数 66,613 最終更新日 2021.06.15 登録日 2021.05.01
1