貴族と貧民小説一覧

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魔法の適性が人体に影響を及ぼす世界で――。 下民であり、黒髪黒眼であるカミシロ・ロロは周りから『呪われた子』として蔑まれ、七歳の頃には親にも捨てられてしまう。あてもなく彷徨うロロを、ひとりの老人が拾った。 老人はロロを育て、敵に打ち勝つ戦術を叩き込み、果てには【魔法の極意】を死に際に授けた。 それからというもの、幾度もの死線をくぐり抜けたロロはその強さを生かして、様々な依頼を引き受ける『何でも屋』を営むことに。 そんなロロのもとに、魔法省の男から依頼が舞いこむ。 男は言った。 「ロンバルディア魔法学園である仕事をしてくれれば、三億ギニー支払う」と。  依頼の内容は――高位貴族が集結するロンバルディア学園で生徒会長になり、貴族と下民との差別をなくすこと。 簡単な仕事で大金が稼げるとおもったロロは依頼を承諾して、さっそく魔法省の推薦で学園に入学する。 しかしロロはそこで思わぬ悪戦苦闘を強いられることに。 生徒会長になるには様々な関門があったのだ。
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文字数 140,161 最終更新日 2022.01.15 登録日 2021.05.24
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