妓女と軍人小説(外部サイト)一覧
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とある港町、ルーデンベルグの街に構える白鴉の館。そこは娼館である。
船上特有の日照りの渇きを癒すため、夜な夜な男が訪れるこの館に、一人の妓女がいた。
得意客の一人がリリィと名付けた彼女は、一人の男を待っていた。そんなことをおくびにも出さず、ただ彼が来たときのための用意だけを整えて。
そんな彼女をひいきにして船が止まれば訪れる、軍人である彼は、ある日、告げる。次は長くなると――。
その言葉の通り、安否すらわからなくなってしまった彼を追って彼女は旅に出る。
酒場に集まる、噂を頼りに、声なしの詩人として、彼がいつぞやに寄越したリュートを携えて。
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勢いだけで書いたのでがばがばなのはご勘弁を。
あえて作中の登場人物たちの名前を多く出していません。地の文は特に。
読みづらいかとは思いますがご了承ください。作者的なこだわりです。この辺りは後日談あたりで。
登録日 2020.12.07
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