67 / 135
番外編 インキュバスの能力を得た俺が、現実世界で気持ちいい人生を送る話
(13)※ 動画
しおりを挟む
琉海と一緒に交換留学に行くことが決まり、手続きや準備、実家への根回しなど、いろんなことに追われていたある日。とある講義の後、黒澤に声を掛けられた。
「何だよ」
「これ、白石先輩だよね?」
人気のない踊り場に誘われ、彼がスマホから再生したのは、海外のいかがわしいサイトの動画。そこには琉海が複数人に陵辱を受け、あられもない姿で泣き叫んでいる様子が映っていた。タイトルは日本語で、「帝都大の白石琉海くん♡」だ。海外サイトだけどバズっているらしく、黒澤のようなマニアの間で、絶賛話題沸騰中らしい。
こんなことしそうなヤツと言えば、カズしかいない。時々撮影者の音声が入るが、聞き覚えのある下卑た笑いに品のない声。こないだヤツの上の人物に話をつけて、今後琉海に手出しをさせないと約束させたのだが、琉海が悲しむだろうと処遇を甘めにしておいたのが裏目に出たようだ。また「話を付けに」行かなきゃな。
「最近先輩、黒髪に戻したけど、こういうの隠しておきたかったのかな。でも、君に知られちゃったよね。ふふ」
黒澤、悪い顔をして嗤う。俺やカズと同類の人間だ。もしコイツが琉海と付き合っていたとしたら、カズ以上に動画が流出していることだろう。
———そうか、動画。
「…黒澤さぁ。今日、時間ある?」
俺は四コマ目の後に彼の部屋を訪ねる約束を取り付け、琉海には「遅くなる」とLIMEした。
さて、四コマ目が終わるまでに、ちょっと立ち寄らないといけない場所がある。俺は都内にあるとある立派なオフィスビルの最上階、役員室に跳んだ。
「俺も暇じゃないんだがな…」
カズのお友達のご紹介でお知り合いになった、「常務」こと某フロント企業の元締めさん。
「ふふ、ごめん。ちょっと急ぎの用だったからさ。…例の彼、動画上げちゃったみたい」
「なるほど。それは済まなかった。吊るしておくか」
「話早いね。ありがと」
吊るす、っていうのがどういう意味か分からなかったが、処遇は彼に任せるとする。
琉海を助け出したあの時、お友達からはカズのすぐ上の人物を紹介された。だけどそんな下っ端では、きっと一度「商品」として喰い物にした琉海への手出しは止まないだろう。俺は魔眼や呪詛スキルの睡眠、恐慌などを駆使して、更に上の人物をどんどん「紹介」してもらった。そして最終的に行き着いたのが、この「常務」だ。
魅了で洗脳した部下に案内してもらい、初めて常務に面会を求めた時は、そりゃあ緊張した。例え回復スキルを持っていても、銃で頭でも狙われて即死したら終わりだ。武装した兵隊は呪縛し、侵入者を排除する設備は凍らせたり雷撃で無効化し、人生で一番神経を使った。生きた心地がしなかった。
彼の元に到着するや否や、俺は部屋の内外に居た部下たちを全て睡眠で眠らせた。
「何の用だ」
彼の声にも緊張が宿っている。部屋には俺と彼の二人きり。俺は彼に詳細な鑑定を掛け、こう切り出した。
「あんた、長くないな」
「!」
「俺ならそれ、長くも短くもできるけど、どう?」
魔眼には、いくつかの臓器が赤黒く鈍い光を放っているのが見えた。
そこからは話は早かった。相手が望むメリットを提供できれば、相手からもこちらが望む対応を引き出せる。いくつかのスキルを使って不調を取り除くと、彼は話を聞く体制に入った。そして俺の要求が末端の男娼の身請けと知って、「そんなことなら」と呆気なく了承された。彼らにとって、琉海は金を生み出す装置だ。一方、命は金では買えない。お互いにとって、良い取引になった。
その後、俺はちょくちょく常務のお世話になっている。彼はかかりつけの病院で、あらゆる病巣が取り除かれて快復していることを確認し、俺に信頼を寄せるようになった。俺は俺で、投資で法外な利益を出してしまったため、彼に税理士や弁護士を紹介してもらったりして、便宜を図ってもらっている。単なる一般人が大金を持っていると、何かとよろしくない。良い後ろ盾が出来た。
「じゃあ、今日はこれで。あ、ついでに今週の株なんだけどさ」
「あ?」
「〇〇〇〇と××××、今日明日中に買って。〇〇〇〇は月末、××××は来月中旬くらいに売って」
「お、おう…」
「じゃね」
手土産に手堅い情報を二つほど渡し、俺は常務の部屋を出た後、すぐに転移で大学まで戻った。
黒澤の部屋は、最初に訪れた時よりも異様さが増していた。元々部屋全体が暗めのモノトーンで統一されていたところに、撮影機材なんかが増えて、いかにもいかがわしい。だが、俺の目的としては、ちょうどいい。
「待ってたよ、碧島くん」
当初純朴な青年を装っていた彼は———いや、そういう一面もあるんだろうが———例の一夜の後、俺に対して狂気を隠さなくなった。イカれた目つきで獲物を捉えている。
「黒澤さ。俺とヤらない?」
「!…ははっ。やっとその気になった…?」
彼は、俺が最初に関係を切り出したことに驚いていたようだったが、前のめりで乗ってきた。
「ただし、条件があるんだけど」
俺は荷物を下ろし、上着を脱ぎながら続けた。
「動画撮って、流して欲しいんだけど。いいかな」
黒澤はゴクリと喉を鳴らした。
「あ、は…瑞稀ぃ…」
夢中になって俺の体を貪る黒澤の下で、俺は淫靡に喘ぐ。俺は彼に条件をいくつか出した。まず最初に、動画を撮って流してもらうこと。そして動画の中では、俺を弓月と呼ぶこと。後は、生で中出しだ。彼は即了承した。一方俺は、彼のことを瑞稀と呼ぶことで合意。堂々と本名を呼ばせるなんてやっぱコイツイカれてるなと思ったんだが、こういう連中の間では、クオリティの高い動画を撮り、そこで自分の名前を呼ばせることがステータスなんだそうだ。業界全体がイカれている。
もう一つ、俺はこの動画を撮るにあたり、偽装を全て解いた。シャワーを浴びる時、「俺、ちょっと盛るけどいいかな」と言って、出て来た時の俺を見た黒澤の表情の変化は凄まじかった。目にはいきなり隷属紋が焼き付き、まるで獣のように息を荒げた。それでも、俺との情事を動画に収めたいという情熱が勝るのは流石だ。既に三台のカメラがスタンバイしていて、それらから何万人もの視聴者が見ていることを意識するように言われた。彼はそっち方面の名監督になるかもしれない。
彼の顔は極力映らないように、でも俺の顔や肢体はくまなく捉える画角。普段琉海や藤川とするのとはまた違う、魅せるセックス。舌を長く伸ばして、見えるように舌先を絡め合い、肌を滑る指の動き一つもいやらしく。卑猥なライティングに映える、たっぷりのローション。そして言葉責め。
「弓月のここ、もうヌルヌルじゃないか」
黒澤もノリノリだ。わざとくちゅ、くちゅ、という音を立てながら、俺のアレをカメラによく見えるように、先だけ扱く。彼の愛撫は決して巧みとは言えないが、そこがまた新鮮でもある。俺はうっとりと彼のものを咥えながら、カメラに向かって魅了の魔眼を放つ。レンズの向こう側から、時間差でマニアたちが俺を視姦しているのを感じる。俺は今、何万人もの視聴者たちとまぐわっている。良い…。
彼は俺を指でイかせ、彼は俺の口の中に放ち。彼も納得の行く画が撮れたらしい。最後はいよいよ、俺を犯してフィニッシュだ。
そのはずだったのだが。
「!!」
「あ、馬鹿っ…!」
彼は俺をイかせた指を、舐めてしまった。その瞬間、先ほどまで丁寧に動画作品を撮影していた黒澤は、全てをかなぐり捨てて乱暴に侵入してきた。
「弓月っ、弓月っ…!!」
あろうことかカメラの一台を蹴っ飛ばして、頭の方に置いてあるカメラに俺を叩きつけるように、猛烈な勢いで腰をぶつけてくる。
「あ”っ!駄目っ!ああ、瑞稀、駄目だって…あ”…!」
あ、これ快い!俺今、めっちゃレイプされてる。ああ、来る、中に来る…!
「ひン!あ”、あ”っ…!」
どくどくと注がれる熱いザーメン。黒澤のそれは、爽やかな外見に見合わない、内面のドロドロとしたものそのままの味だった。そして精を吐きながらなお、彼の腰は動くことを止めない。グッ、グッと押しつけるように一番奥で放ち終えると、また勢い良く俺を穿ち始める。
「あ!嫌、嫌、待って…!」
俺は内心「いいぞもっと寄越せ」と思いつつ、上辺は彼のレイプ劇に付き合う。最初は企画モノのAVみたいに始まったのに、途中からガチレイプとか、なかなか良い作品になるんじゃないだろうか。しかも当の黒澤はかなりの絶倫で、何度吐いてもガッツリ攻めてくる。彼は良いセフレになるかも知れない。
「も、すご…はぁっ…」
彼が俺に向ける暗い欲望が、俺を内側から焦がす。蛇が獲物に牙を立てて毒を注入するように、彼の精には、俺に対する妄執が込められている。溢れるほど注がれて、水音がどんどん卑猥になる。満たされる。満たされる。満たされる…!
「ああっ、ああっ、ああっ、あ、や、イっく…!」
最後の方は、俺も思わずマジイキしてしまった。琉海の甘い肉体とも、藤川のツボを外さないテクニックとも違う。激しい熱量で、我を忘れるほど蕩けるセックスに、俺は演技も忘れて酔いしれた。
やがて黒澤は、琉海と同様、体力と精力を使い果たして動かなくなった。一方俺は、フル充電って感じだ。スッキリした。結構時間経っちゃったな。琉海が心配してるだろうから、さっさとシャワーを浴びて退散しよう。俺はLIMEのIDのメモを残し、彼の部屋を去った。
「何だよ」
「これ、白石先輩だよね?」
人気のない踊り場に誘われ、彼がスマホから再生したのは、海外のいかがわしいサイトの動画。そこには琉海が複数人に陵辱を受け、あられもない姿で泣き叫んでいる様子が映っていた。タイトルは日本語で、「帝都大の白石琉海くん♡」だ。海外サイトだけどバズっているらしく、黒澤のようなマニアの間で、絶賛話題沸騰中らしい。
こんなことしそうなヤツと言えば、カズしかいない。時々撮影者の音声が入るが、聞き覚えのある下卑た笑いに品のない声。こないだヤツの上の人物に話をつけて、今後琉海に手出しをさせないと約束させたのだが、琉海が悲しむだろうと処遇を甘めにしておいたのが裏目に出たようだ。また「話を付けに」行かなきゃな。
「最近先輩、黒髪に戻したけど、こういうの隠しておきたかったのかな。でも、君に知られちゃったよね。ふふ」
黒澤、悪い顔をして嗤う。俺やカズと同類の人間だ。もしコイツが琉海と付き合っていたとしたら、カズ以上に動画が流出していることだろう。
———そうか、動画。
「…黒澤さぁ。今日、時間ある?」
俺は四コマ目の後に彼の部屋を訪ねる約束を取り付け、琉海には「遅くなる」とLIMEした。
さて、四コマ目が終わるまでに、ちょっと立ち寄らないといけない場所がある。俺は都内にあるとある立派なオフィスビルの最上階、役員室に跳んだ。
「俺も暇じゃないんだがな…」
カズのお友達のご紹介でお知り合いになった、「常務」こと某フロント企業の元締めさん。
「ふふ、ごめん。ちょっと急ぎの用だったからさ。…例の彼、動画上げちゃったみたい」
「なるほど。それは済まなかった。吊るしておくか」
「話早いね。ありがと」
吊るす、っていうのがどういう意味か分からなかったが、処遇は彼に任せるとする。
琉海を助け出したあの時、お友達からはカズのすぐ上の人物を紹介された。だけどそんな下っ端では、きっと一度「商品」として喰い物にした琉海への手出しは止まないだろう。俺は魔眼や呪詛スキルの睡眠、恐慌などを駆使して、更に上の人物をどんどん「紹介」してもらった。そして最終的に行き着いたのが、この「常務」だ。
魅了で洗脳した部下に案内してもらい、初めて常務に面会を求めた時は、そりゃあ緊張した。例え回復スキルを持っていても、銃で頭でも狙われて即死したら終わりだ。武装した兵隊は呪縛し、侵入者を排除する設備は凍らせたり雷撃で無効化し、人生で一番神経を使った。生きた心地がしなかった。
彼の元に到着するや否や、俺は部屋の内外に居た部下たちを全て睡眠で眠らせた。
「何の用だ」
彼の声にも緊張が宿っている。部屋には俺と彼の二人きり。俺は彼に詳細な鑑定を掛け、こう切り出した。
「あんた、長くないな」
「!」
「俺ならそれ、長くも短くもできるけど、どう?」
魔眼には、いくつかの臓器が赤黒く鈍い光を放っているのが見えた。
そこからは話は早かった。相手が望むメリットを提供できれば、相手からもこちらが望む対応を引き出せる。いくつかのスキルを使って不調を取り除くと、彼は話を聞く体制に入った。そして俺の要求が末端の男娼の身請けと知って、「そんなことなら」と呆気なく了承された。彼らにとって、琉海は金を生み出す装置だ。一方、命は金では買えない。お互いにとって、良い取引になった。
その後、俺はちょくちょく常務のお世話になっている。彼はかかりつけの病院で、あらゆる病巣が取り除かれて快復していることを確認し、俺に信頼を寄せるようになった。俺は俺で、投資で法外な利益を出してしまったため、彼に税理士や弁護士を紹介してもらったりして、便宜を図ってもらっている。単なる一般人が大金を持っていると、何かとよろしくない。良い後ろ盾が出来た。
「じゃあ、今日はこれで。あ、ついでに今週の株なんだけどさ」
「あ?」
「〇〇〇〇と××××、今日明日中に買って。〇〇〇〇は月末、××××は来月中旬くらいに売って」
「お、おう…」
「じゃね」
手土産に手堅い情報を二つほど渡し、俺は常務の部屋を出た後、すぐに転移で大学まで戻った。
黒澤の部屋は、最初に訪れた時よりも異様さが増していた。元々部屋全体が暗めのモノトーンで統一されていたところに、撮影機材なんかが増えて、いかにもいかがわしい。だが、俺の目的としては、ちょうどいい。
「待ってたよ、碧島くん」
当初純朴な青年を装っていた彼は———いや、そういう一面もあるんだろうが———例の一夜の後、俺に対して狂気を隠さなくなった。イカれた目つきで獲物を捉えている。
「黒澤さ。俺とヤらない?」
「!…ははっ。やっとその気になった…?」
彼は、俺が最初に関係を切り出したことに驚いていたようだったが、前のめりで乗ってきた。
「ただし、条件があるんだけど」
俺は荷物を下ろし、上着を脱ぎながら続けた。
「動画撮って、流して欲しいんだけど。いいかな」
黒澤はゴクリと喉を鳴らした。
「あ、は…瑞稀ぃ…」
夢中になって俺の体を貪る黒澤の下で、俺は淫靡に喘ぐ。俺は彼に条件をいくつか出した。まず最初に、動画を撮って流してもらうこと。そして動画の中では、俺を弓月と呼ぶこと。後は、生で中出しだ。彼は即了承した。一方俺は、彼のことを瑞稀と呼ぶことで合意。堂々と本名を呼ばせるなんてやっぱコイツイカれてるなと思ったんだが、こういう連中の間では、クオリティの高い動画を撮り、そこで自分の名前を呼ばせることがステータスなんだそうだ。業界全体がイカれている。
もう一つ、俺はこの動画を撮るにあたり、偽装を全て解いた。シャワーを浴びる時、「俺、ちょっと盛るけどいいかな」と言って、出て来た時の俺を見た黒澤の表情の変化は凄まじかった。目にはいきなり隷属紋が焼き付き、まるで獣のように息を荒げた。それでも、俺との情事を動画に収めたいという情熱が勝るのは流石だ。既に三台のカメラがスタンバイしていて、それらから何万人もの視聴者が見ていることを意識するように言われた。彼はそっち方面の名監督になるかもしれない。
彼の顔は極力映らないように、でも俺の顔や肢体はくまなく捉える画角。普段琉海や藤川とするのとはまた違う、魅せるセックス。舌を長く伸ばして、見えるように舌先を絡め合い、肌を滑る指の動き一つもいやらしく。卑猥なライティングに映える、たっぷりのローション。そして言葉責め。
「弓月のここ、もうヌルヌルじゃないか」
黒澤もノリノリだ。わざとくちゅ、くちゅ、という音を立てながら、俺のアレをカメラによく見えるように、先だけ扱く。彼の愛撫は決して巧みとは言えないが、そこがまた新鮮でもある。俺はうっとりと彼のものを咥えながら、カメラに向かって魅了の魔眼を放つ。レンズの向こう側から、時間差でマニアたちが俺を視姦しているのを感じる。俺は今、何万人もの視聴者たちとまぐわっている。良い…。
彼は俺を指でイかせ、彼は俺の口の中に放ち。彼も納得の行く画が撮れたらしい。最後はいよいよ、俺を犯してフィニッシュだ。
そのはずだったのだが。
「!!」
「あ、馬鹿っ…!」
彼は俺をイかせた指を、舐めてしまった。その瞬間、先ほどまで丁寧に動画作品を撮影していた黒澤は、全てをかなぐり捨てて乱暴に侵入してきた。
「弓月っ、弓月っ…!!」
あろうことかカメラの一台を蹴っ飛ばして、頭の方に置いてあるカメラに俺を叩きつけるように、猛烈な勢いで腰をぶつけてくる。
「あ”っ!駄目っ!ああ、瑞稀、駄目だって…あ”…!」
あ、これ快い!俺今、めっちゃレイプされてる。ああ、来る、中に来る…!
「ひン!あ”、あ”っ…!」
どくどくと注がれる熱いザーメン。黒澤のそれは、爽やかな外見に見合わない、内面のドロドロとしたものそのままの味だった。そして精を吐きながらなお、彼の腰は動くことを止めない。グッ、グッと押しつけるように一番奥で放ち終えると、また勢い良く俺を穿ち始める。
「あ!嫌、嫌、待って…!」
俺は内心「いいぞもっと寄越せ」と思いつつ、上辺は彼のレイプ劇に付き合う。最初は企画モノのAVみたいに始まったのに、途中からガチレイプとか、なかなか良い作品になるんじゃないだろうか。しかも当の黒澤はかなりの絶倫で、何度吐いてもガッツリ攻めてくる。彼は良いセフレになるかも知れない。
「も、すご…はぁっ…」
彼が俺に向ける暗い欲望が、俺を内側から焦がす。蛇が獲物に牙を立てて毒を注入するように、彼の精には、俺に対する妄執が込められている。溢れるほど注がれて、水音がどんどん卑猥になる。満たされる。満たされる。満たされる…!
「ああっ、ああっ、ああっ、あ、や、イっく…!」
最後の方は、俺も思わずマジイキしてしまった。琉海の甘い肉体とも、藤川のツボを外さないテクニックとも違う。激しい熱量で、我を忘れるほど蕩けるセックスに、俺は演技も忘れて酔いしれた。
やがて黒澤は、琉海と同様、体力と精力を使い果たして動かなくなった。一方俺は、フル充電って感じだ。スッキリした。結構時間経っちゃったな。琉海が心配してるだろうから、さっさとシャワーを浴びて退散しよう。俺はLIMEのIDのメモを残し、彼の部屋を去った。
45
あなたにおすすめの小説
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 ★1000 Thank_You!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる