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番外編 インキュバスの能力を得た俺が、現実世界で気持ちいい人生を送る話
(13)※ 動画
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琉海と一緒に交換留学に行くことが決まり、手続きや準備、実家への根回しなど、いろんなことに追われていたある日。とある講義の後、黒澤に声を掛けられた。
「何だよ」
「これ、白石先輩だよね?」
人気のない踊り場に誘われ、彼がスマホから再生したのは、海外のいかがわしいサイトの動画。そこには琉海が複数人に陵辱を受け、あられもない姿で泣き叫んでいる様子が映っていた。タイトルは日本語で、「帝都大の白石琉海くん♡」だ。海外サイトだけどバズっているらしく、黒澤のようなマニアの間で、絶賛話題沸騰中らしい。
こんなことしそうなヤツと言えば、カズしかいない。時々撮影者の音声が入るが、聞き覚えのある下卑た笑いに品のない声。こないだヤツの上の人物に話をつけて、今後琉海に手出しをさせないと約束させたのだが、琉海が悲しむだろうと処遇を甘めにしておいたのが裏目に出たようだ。また「話を付けに」行かなきゃな。
「最近先輩、黒髪に戻したけど、こういうの隠しておきたかったのかな。でも、君に知られちゃったよね。ふふ」
黒澤、悪い顔をして嗤う。俺やカズと同類の人間だ。もしコイツが琉海と付き合っていたとしたら、カズ以上に動画が流出していることだろう。
———そうか、動画。
「…黒澤さぁ。今日、時間ある?」
俺は四コマ目の後に彼の部屋を訪ねる約束を取り付け、琉海には「遅くなる」とLIMEした。
さて、四コマ目が終わるまでに、ちょっと立ち寄らないといけない場所がある。俺は都内にあるとある立派なオフィスビルの最上階、役員室に跳んだ。
「俺も暇じゃないんだがな…」
カズのお友達のご紹介でお知り合いになった、「常務」こと某フロント企業の元締めさん。
「ふふ、ごめん。ちょっと急ぎの用だったからさ。…例の彼、動画上げちゃったみたい」
「なるほど。それは済まなかった。吊るしておくか」
「話早いね。ありがと」
吊るす、っていうのがどういう意味か分からなかったが、処遇は彼に任せるとする。
琉海を助け出したあの時、お友達からはカズのすぐ上の人物を紹介された。だけどそんな下っ端では、きっと一度「商品」として喰い物にした琉海への手出しは止まないだろう。俺は魔眼や呪詛スキルの睡眠、恐慌などを駆使して、更に上の人物をどんどん「紹介」してもらった。そして最終的に行き着いたのが、この「常務」だ。
魅了で洗脳した部下に案内してもらい、初めて常務に面会を求めた時は、そりゃあ緊張した。例え回復スキルを持っていても、銃で頭でも狙われて即死したら終わりだ。武装した兵隊は呪縛し、侵入者を排除する設備は凍らせたり雷撃で無効化し、人生で一番神経を使った。生きた心地がしなかった。
彼の元に到着するや否や、俺は部屋の内外に居た部下たちを全て睡眠で眠らせた。
「何の用だ」
彼の声にも緊張が宿っている。部屋には俺と彼の二人きり。俺は彼に詳細な鑑定を掛け、こう切り出した。
「あんた、長くないな」
「!」
「俺ならそれ、長くも短くもできるけど、どう?」
魔眼には、いくつかの臓器が赤黒く鈍い光を放っているのが見えた。
そこからは話は早かった。相手が望むメリットを提供できれば、相手からもこちらが望む対応を引き出せる。いくつかのスキルを使って不調を取り除くと、彼は話を聞く体制に入った。そして俺の要求が末端の男娼の身請けと知って、「そんなことなら」と呆気なく了承された。彼らにとって、琉海は金を生み出す装置だ。一方、命は金では買えない。お互いにとって、良い取引になった。
その後、俺はちょくちょく常務のお世話になっている。彼はかかりつけの病院で、あらゆる病巣が取り除かれて快復していることを確認し、俺に信頼を寄せるようになった。俺は俺で、投資で法外な利益を出してしまったため、彼に税理士や弁護士を紹介してもらったりして、便宜を図ってもらっている。単なる一般人が大金を持っていると、何かとよろしくない。良い後ろ盾が出来た。
「じゃあ、今日はこれで。あ、ついでに今週の株なんだけどさ」
「あ?」
「〇〇〇〇と××××、今日明日中に買って。〇〇〇〇は月末、××××は来月中旬くらいに売って」
「お、おう…」
「じゃね」
手土産に手堅い情報を二つほど渡し、俺は常務の部屋を出た後、すぐに転移で大学まで戻った。
黒澤の部屋は、最初に訪れた時よりも異様さが増していた。元々部屋全体が暗めのモノトーンで統一されていたところに、撮影機材なんかが増えて、いかにもいかがわしい。だが、俺の目的としては、ちょうどいい。
「待ってたよ、碧島くん」
当初純朴な青年を装っていた彼は———いや、そういう一面もあるんだろうが———例の一夜の後、俺に対して狂気を隠さなくなった。イカれた目つきで獲物を捉えている。
「黒澤さ。俺とヤらない?」
「!…ははっ。やっとその気になった…?」
彼は、俺が最初に関係を切り出したことに驚いていたようだったが、前のめりで乗ってきた。
「ただし、条件があるんだけど」
俺は荷物を下ろし、上着を脱ぎながら続けた。
「動画撮って、流して欲しいんだけど。いいかな」
黒澤はゴクリと喉を鳴らした。
「あ、は…瑞稀ぃ…」
夢中になって俺の体を貪る黒澤の下で、俺は淫靡に喘ぐ。俺は彼に条件をいくつか出した。まず最初に、動画を撮って流してもらうこと。そして動画の中では、俺を弓月と呼ぶこと。後は、生で中出しだ。彼は即了承した。一方俺は、彼のことを瑞稀と呼ぶことで合意。堂々と本名を呼ばせるなんてやっぱコイツイカれてるなと思ったんだが、こういう連中の間では、クオリティの高い動画を撮り、そこで自分の名前を呼ばせることがステータスなんだそうだ。業界全体がイカれている。
もう一つ、俺はこの動画を撮るにあたり、偽装を全て解いた。シャワーを浴びる時、「俺、ちょっと盛るけどいいかな」と言って、出て来た時の俺を見た黒澤の表情の変化は凄まじかった。目にはいきなり隷属紋が焼き付き、まるで獣のように息を荒げた。それでも、俺との情事を動画に収めたいという情熱が勝るのは流石だ。既に三台のカメラがスタンバイしていて、それらから何万人もの視聴者が見ていることを意識するように言われた。彼はそっち方面の名監督になるかもしれない。
彼の顔は極力映らないように、でも俺の顔や肢体はくまなく捉える画角。普段琉海や藤川とするのとはまた違う、魅せるセックス。舌を長く伸ばして、見えるように舌先を絡め合い、肌を滑る指の動き一つもいやらしく。卑猥なライティングに映える、たっぷりのローション。そして言葉責め。
「弓月のここ、もうヌルヌルじゃないか」
黒澤もノリノリだ。わざとくちゅ、くちゅ、という音を立てながら、俺のアレをカメラによく見えるように、先だけ扱く。彼の愛撫は決して巧みとは言えないが、そこがまた新鮮でもある。俺はうっとりと彼のものを咥えながら、カメラに向かって魅了の魔眼を放つ。レンズの向こう側から、時間差でマニアたちが俺を視姦しているのを感じる。俺は今、何万人もの視聴者たちとまぐわっている。良い…。
彼は俺を指でイかせ、彼は俺の口の中に放ち。彼も納得の行く画が撮れたらしい。最後はいよいよ、俺を犯してフィニッシュだ。
そのはずだったのだが。
「!!」
「あ、馬鹿っ…!」
彼は俺をイかせた指を、舐めてしまった。その瞬間、先ほどまで丁寧に動画作品を撮影していた黒澤は、全てをかなぐり捨てて乱暴に侵入してきた。
「弓月っ、弓月っ…!!」
あろうことかカメラの一台を蹴っ飛ばして、頭の方に置いてあるカメラに俺を叩きつけるように、猛烈な勢いで腰をぶつけてくる。
「あ”っ!駄目っ!ああ、瑞稀、駄目だって…あ”…!」
あ、これ快い!俺今、めっちゃレイプされてる。ああ、来る、中に来る…!
「ひン!あ”、あ”っ…!」
どくどくと注がれる熱いザーメン。黒澤のそれは、爽やかな外見に見合わない、内面のドロドロとしたものそのままの味だった。そして精を吐きながらなお、彼の腰は動くことを止めない。グッ、グッと押しつけるように一番奥で放ち終えると、また勢い良く俺を穿ち始める。
「あ!嫌、嫌、待って…!」
俺は内心「いいぞもっと寄越せ」と思いつつ、上辺は彼のレイプ劇に付き合う。最初は企画モノのAVみたいに始まったのに、途中からガチレイプとか、なかなか良い作品になるんじゃないだろうか。しかも当の黒澤はかなりの絶倫で、何度吐いてもガッツリ攻めてくる。彼は良いセフレになるかも知れない。
「も、すご…はぁっ…」
彼が俺に向ける暗い欲望が、俺を内側から焦がす。蛇が獲物に牙を立てて毒を注入するように、彼の精には、俺に対する妄執が込められている。溢れるほど注がれて、水音がどんどん卑猥になる。満たされる。満たされる。満たされる…!
「ああっ、ああっ、ああっ、あ、や、イっく…!」
最後の方は、俺も思わずマジイキしてしまった。琉海の甘い肉体とも、藤川のツボを外さないテクニックとも違う。激しい熱量で、我を忘れるほど蕩けるセックスに、俺は演技も忘れて酔いしれた。
やがて黒澤は、琉海と同様、体力と精力を使い果たして動かなくなった。一方俺は、フル充電って感じだ。スッキリした。結構時間経っちゃったな。琉海が心配してるだろうから、さっさとシャワーを浴びて退散しよう。俺はLIMEのIDのメモを残し、彼の部屋を去った。
「何だよ」
「これ、白石先輩だよね?」
人気のない踊り場に誘われ、彼がスマホから再生したのは、海外のいかがわしいサイトの動画。そこには琉海が複数人に陵辱を受け、あられもない姿で泣き叫んでいる様子が映っていた。タイトルは日本語で、「帝都大の白石琉海くん♡」だ。海外サイトだけどバズっているらしく、黒澤のようなマニアの間で、絶賛話題沸騰中らしい。
こんなことしそうなヤツと言えば、カズしかいない。時々撮影者の音声が入るが、聞き覚えのある下卑た笑いに品のない声。こないだヤツの上の人物に話をつけて、今後琉海に手出しをさせないと約束させたのだが、琉海が悲しむだろうと処遇を甘めにしておいたのが裏目に出たようだ。また「話を付けに」行かなきゃな。
「最近先輩、黒髪に戻したけど、こういうの隠しておきたかったのかな。でも、君に知られちゃったよね。ふふ」
黒澤、悪い顔をして嗤う。俺やカズと同類の人間だ。もしコイツが琉海と付き合っていたとしたら、カズ以上に動画が流出していることだろう。
———そうか、動画。
「…黒澤さぁ。今日、時間ある?」
俺は四コマ目の後に彼の部屋を訪ねる約束を取り付け、琉海には「遅くなる」とLIMEした。
さて、四コマ目が終わるまでに、ちょっと立ち寄らないといけない場所がある。俺は都内にあるとある立派なオフィスビルの最上階、役員室に跳んだ。
「俺も暇じゃないんだがな…」
カズのお友達のご紹介でお知り合いになった、「常務」こと某フロント企業の元締めさん。
「ふふ、ごめん。ちょっと急ぎの用だったからさ。…例の彼、動画上げちゃったみたい」
「なるほど。それは済まなかった。吊るしておくか」
「話早いね。ありがと」
吊るす、っていうのがどういう意味か分からなかったが、処遇は彼に任せるとする。
琉海を助け出したあの時、お友達からはカズのすぐ上の人物を紹介された。だけどそんな下っ端では、きっと一度「商品」として喰い物にした琉海への手出しは止まないだろう。俺は魔眼や呪詛スキルの睡眠、恐慌などを駆使して、更に上の人物をどんどん「紹介」してもらった。そして最終的に行き着いたのが、この「常務」だ。
魅了で洗脳した部下に案内してもらい、初めて常務に面会を求めた時は、そりゃあ緊張した。例え回復スキルを持っていても、銃で頭でも狙われて即死したら終わりだ。武装した兵隊は呪縛し、侵入者を排除する設備は凍らせたり雷撃で無効化し、人生で一番神経を使った。生きた心地がしなかった。
彼の元に到着するや否や、俺は部屋の内外に居た部下たちを全て睡眠で眠らせた。
「何の用だ」
彼の声にも緊張が宿っている。部屋には俺と彼の二人きり。俺は彼に詳細な鑑定を掛け、こう切り出した。
「あんた、長くないな」
「!」
「俺ならそれ、長くも短くもできるけど、どう?」
魔眼には、いくつかの臓器が赤黒く鈍い光を放っているのが見えた。
そこからは話は早かった。相手が望むメリットを提供できれば、相手からもこちらが望む対応を引き出せる。いくつかのスキルを使って不調を取り除くと、彼は話を聞く体制に入った。そして俺の要求が末端の男娼の身請けと知って、「そんなことなら」と呆気なく了承された。彼らにとって、琉海は金を生み出す装置だ。一方、命は金では買えない。お互いにとって、良い取引になった。
その後、俺はちょくちょく常務のお世話になっている。彼はかかりつけの病院で、あらゆる病巣が取り除かれて快復していることを確認し、俺に信頼を寄せるようになった。俺は俺で、投資で法外な利益を出してしまったため、彼に税理士や弁護士を紹介してもらったりして、便宜を図ってもらっている。単なる一般人が大金を持っていると、何かとよろしくない。良い後ろ盾が出来た。
「じゃあ、今日はこれで。あ、ついでに今週の株なんだけどさ」
「あ?」
「〇〇〇〇と××××、今日明日中に買って。〇〇〇〇は月末、××××は来月中旬くらいに売って」
「お、おう…」
「じゃね」
手土産に手堅い情報を二つほど渡し、俺は常務の部屋を出た後、すぐに転移で大学まで戻った。
黒澤の部屋は、最初に訪れた時よりも異様さが増していた。元々部屋全体が暗めのモノトーンで統一されていたところに、撮影機材なんかが増えて、いかにもいかがわしい。だが、俺の目的としては、ちょうどいい。
「待ってたよ、碧島くん」
当初純朴な青年を装っていた彼は———いや、そういう一面もあるんだろうが———例の一夜の後、俺に対して狂気を隠さなくなった。イカれた目つきで獲物を捉えている。
「黒澤さ。俺とヤらない?」
「!…ははっ。やっとその気になった…?」
彼は、俺が最初に関係を切り出したことに驚いていたようだったが、前のめりで乗ってきた。
「ただし、条件があるんだけど」
俺は荷物を下ろし、上着を脱ぎながら続けた。
「動画撮って、流して欲しいんだけど。いいかな」
黒澤はゴクリと喉を鳴らした。
「あ、は…瑞稀ぃ…」
夢中になって俺の体を貪る黒澤の下で、俺は淫靡に喘ぐ。俺は彼に条件をいくつか出した。まず最初に、動画を撮って流してもらうこと。そして動画の中では、俺を弓月と呼ぶこと。後は、生で中出しだ。彼は即了承した。一方俺は、彼のことを瑞稀と呼ぶことで合意。堂々と本名を呼ばせるなんてやっぱコイツイカれてるなと思ったんだが、こういう連中の間では、クオリティの高い動画を撮り、そこで自分の名前を呼ばせることがステータスなんだそうだ。業界全体がイカれている。
もう一つ、俺はこの動画を撮るにあたり、偽装を全て解いた。シャワーを浴びる時、「俺、ちょっと盛るけどいいかな」と言って、出て来た時の俺を見た黒澤の表情の変化は凄まじかった。目にはいきなり隷属紋が焼き付き、まるで獣のように息を荒げた。それでも、俺との情事を動画に収めたいという情熱が勝るのは流石だ。既に三台のカメラがスタンバイしていて、それらから何万人もの視聴者が見ていることを意識するように言われた。彼はそっち方面の名監督になるかもしれない。
彼の顔は極力映らないように、でも俺の顔や肢体はくまなく捉える画角。普段琉海や藤川とするのとはまた違う、魅せるセックス。舌を長く伸ばして、見えるように舌先を絡め合い、肌を滑る指の動き一つもいやらしく。卑猥なライティングに映える、たっぷりのローション。そして言葉責め。
「弓月のここ、もうヌルヌルじゃないか」
黒澤もノリノリだ。わざとくちゅ、くちゅ、という音を立てながら、俺のアレをカメラによく見えるように、先だけ扱く。彼の愛撫は決して巧みとは言えないが、そこがまた新鮮でもある。俺はうっとりと彼のものを咥えながら、カメラに向かって魅了の魔眼を放つ。レンズの向こう側から、時間差でマニアたちが俺を視姦しているのを感じる。俺は今、何万人もの視聴者たちとまぐわっている。良い…。
彼は俺を指でイかせ、彼は俺の口の中に放ち。彼も納得の行く画が撮れたらしい。最後はいよいよ、俺を犯してフィニッシュだ。
そのはずだったのだが。
「!!」
「あ、馬鹿っ…!」
彼は俺をイかせた指を、舐めてしまった。その瞬間、先ほどまで丁寧に動画作品を撮影していた黒澤は、全てをかなぐり捨てて乱暴に侵入してきた。
「弓月っ、弓月っ…!!」
あろうことかカメラの一台を蹴っ飛ばして、頭の方に置いてあるカメラに俺を叩きつけるように、猛烈な勢いで腰をぶつけてくる。
「あ”っ!駄目っ!ああ、瑞稀、駄目だって…あ”…!」
あ、これ快い!俺今、めっちゃレイプされてる。ああ、来る、中に来る…!
「ひン!あ”、あ”っ…!」
どくどくと注がれる熱いザーメン。黒澤のそれは、爽やかな外見に見合わない、内面のドロドロとしたものそのままの味だった。そして精を吐きながらなお、彼の腰は動くことを止めない。グッ、グッと押しつけるように一番奥で放ち終えると、また勢い良く俺を穿ち始める。
「あ!嫌、嫌、待って…!」
俺は内心「いいぞもっと寄越せ」と思いつつ、上辺は彼のレイプ劇に付き合う。最初は企画モノのAVみたいに始まったのに、途中からガチレイプとか、なかなか良い作品になるんじゃないだろうか。しかも当の黒澤はかなりの絶倫で、何度吐いてもガッツリ攻めてくる。彼は良いセフレになるかも知れない。
「も、すご…はぁっ…」
彼が俺に向ける暗い欲望が、俺を内側から焦がす。蛇が獲物に牙を立てて毒を注入するように、彼の精には、俺に対する妄執が込められている。溢れるほど注がれて、水音がどんどん卑猥になる。満たされる。満たされる。満たされる…!
「ああっ、ああっ、ああっ、あ、や、イっく…!」
最後の方は、俺も思わずマジイキしてしまった。琉海の甘い肉体とも、藤川のツボを外さないテクニックとも違う。激しい熱量で、我を忘れるほど蕩けるセックスに、俺は演技も忘れて酔いしれた。
やがて黒澤は、琉海と同様、体力と精力を使い果たして動かなくなった。一方俺は、フル充電って感じだ。スッキリした。結構時間経っちゃったな。琉海が心配してるだろうから、さっさとシャワーを浴びて退散しよう。俺はLIMEのIDのメモを残し、彼の部屋を去った。
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