13 / 14
私達の愛しい子(side闇の精霊王)
しおりを挟む
その子を初めて見たときに、神が愛し子とした理由が分かりました。
とても魂が澄んでいるのが分かります。
優しい子なのでしょう。
ですから、この状況は耐えがたいモノでした。
光の精霊王と共に、いつ終わるとも知れぬ苦痛の中で心を壊していくのを見ているしか出来ないと。
そんな日々が、エアヴァルト様のお陰でやっと終わったのです。
それからの私達は、リッカ様に認識され、名をもらい、共に過ごせることに喜びを見いだしました。
これまでの辛い日々を忘れるかのように。
たとえリッカ様にモフり倒されようとも。
・・・ええ、些細なことです。
でも、たまには人型の姿に・・・・・・。ひっ!
エアヴァルト様、大丈夫です!
猫の姿のままで過ごさせていただきますから!!
龍人の、いえ、エアヴァルト様の番への愛が重すぎます・・・。
リッカ様、頑張って下さいませ!!(主に体力的に)
今日も陰から見守っておりますよ。
『とりあえず、私達は深淵の森を元の精霊の森と呼べるように頑張りますか』
『そうだな。精霊に戻ってもらえるように、少しずつ浄化していこう。さすがの我らでも広範囲は無理だから、少しずつ、な』
そう、いくら精霊王といっても、一気に全ては無理です。魔素が濃すぎます。
だからといってリッカ様に頼むのはお門違いですから。
これは我らの世界の罪。
我らの役目なのですから。
『とにかく、早く浄化を終わらせて、リッカ様にモフって貰うのです!』
『ソレが本音か』
『当たり前でしょう! ああ。あの細い綺麗な手で思う存分モフられたいっ!!』
『・・・・・・』
呆れたような目で見てますが、光の。知ってますよ! 貴方も恍惚とした顔でモフられているのを!
『・・・うむ。あれは至福よの・・・』
『でしょう?! さあ、さっさと行きますよ!』
深淵の森にあんなにウキウキしながら行く精霊もいないだろうな・・・。
そんなことを思って見送っていたエアヴァルトがいたのには気づいていなかったようだ・・・。
とても魂が澄んでいるのが分かります。
優しい子なのでしょう。
ですから、この状況は耐えがたいモノでした。
光の精霊王と共に、いつ終わるとも知れぬ苦痛の中で心を壊していくのを見ているしか出来ないと。
そんな日々が、エアヴァルト様のお陰でやっと終わったのです。
それからの私達は、リッカ様に認識され、名をもらい、共に過ごせることに喜びを見いだしました。
これまでの辛い日々を忘れるかのように。
たとえリッカ様にモフり倒されようとも。
・・・ええ、些細なことです。
でも、たまには人型の姿に・・・・・・。ひっ!
エアヴァルト様、大丈夫です!
猫の姿のままで過ごさせていただきますから!!
龍人の、いえ、エアヴァルト様の番への愛が重すぎます・・・。
リッカ様、頑張って下さいませ!!(主に体力的に)
今日も陰から見守っておりますよ。
『とりあえず、私達は深淵の森を元の精霊の森と呼べるように頑張りますか』
『そうだな。精霊に戻ってもらえるように、少しずつ浄化していこう。さすがの我らでも広範囲は無理だから、少しずつ、な』
そう、いくら精霊王といっても、一気に全ては無理です。魔素が濃すぎます。
だからといってリッカ様に頼むのはお門違いですから。
これは我らの世界の罪。
我らの役目なのですから。
『とにかく、早く浄化を終わらせて、リッカ様にモフって貰うのです!』
『ソレが本音か』
『当たり前でしょう! ああ。あの細い綺麗な手で思う存分モフられたいっ!!』
『・・・・・・』
呆れたような目で見てますが、光の。知ってますよ! 貴方も恍惚とした顔でモフられているのを!
『・・・うむ。あれは至福よの・・・』
『でしょう?! さあ、さっさと行きますよ!』
深淵の森にあんなにウキウキしながら行く精霊もいないだろうな・・・。
そんなことを思って見送っていたエアヴァルトがいたのには気づいていなかったようだ・・・。
97
お気に入りに追加
279
あなたにおすすめの小説

【完結】雪解けて春を待つ隠れ家(雨を待つ隠れ家より番外編)
エウラ
BL
雨を待つ隠れ家の番外編が収拾つかなくなりそうなので、分けました。
不定期更新です。
大まかなあらすじを初めに入れますが、前作を読んでない方にはわかりにくいかもです。
異世界召喚で不遇の時を過ごしたリッカを救い出し、番として溺愛するアッシュ。
2人の日常や過去の話などを書いていけたらと思います。
前作みたいな重い話はあまりないと思います。
読んでもらえたら嬉しいです。
ひとまず番外編を完結にします。
読んで下さってありがとうございます。

神獣様の森にて。
しゅ
BL
どこ、ここ.......?
俺は橋本 俊。
残業終わり、会社のエレベーターに乗ったはずだった。
そう。そのはずである。
いつもの日常から、急に非日常になり、日常に変わる、そんなお話。
7話完結。完結後、別のペアの話を更新致します。

僕だけの番
五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。
その中の獣人族にだけ存在する番。
でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。
僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。
それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。
出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。
そのうえ、彼には恋人もいて……。
後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。

龍は精霊の愛し子を愛でる
林 業
BL
竜人族の騎士団団長サンムーンは人の子を嫁にしている。
その子は精霊に愛されているが、人族からは嫌われた子供だった。
王族の養子として、騎士団長の嫁として今日も楽しく自由に生きていく。


あと一度だけでもいいから君に会いたい
藤雪たすく
BL
異世界に転生し、冒険者ギルドの雑用係として働き始めてかれこれ10年ほど経つけれど……この世界のご飯は素材を生かしすぎている。
いまだ食事に馴染めず米が恋しすぎてしまった為、とある冒険者さんの事が気になって仕方がなくなってしまった。
もう一度あの人に会いたい。あと一度でもあの人と会いたい。
※他サイト投稿済み作品を改題、修正したものになります

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み

魔王様の瘴気を払った俺、何だかんだ愛されてます。
柴傘
BL
ごく普通の高校生東雲 叶太(しののめ かなた)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。
そこで初めて出会った大型の狼の獣に助けられ、その獣の瘴気を無意識に払ってしまう。
すると突然獣は大柄な男性へと姿を変え、この世界の魔王オリオンだと名乗る。そしてそのまま、叶太は魔王城へと連れて行かれてしまった。
「カナタ、君を私の伴侶として迎えたい」
そう真摯に告白する魔王の姿に、不覚にもときめいてしまい…。
魔王×高校生、ド天然攻め×絆され受け。
甘々ハピエン。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる