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11 *魔力譲渡という名のセフレ 2
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*R18。背後注意。筆がノったので*
ロルフはセッカの言葉を額面通りに受け取った。
自分とならイヤでは無い、むしろその他のヤツの方がイヤだというセッカの言葉は、無意識にロルフの魔力の相性が良くて惹かれているという事。
そしてセックスが初めてという自己申告も疑わなかった。
───オメガであることを隠して生きてきたらしいセッカ。
ロルフも治療院で寝衣に着替えさせるその時まで気付かなかったくらい、首輪も目立たなかった。
それくらい完璧に隠蔽してまでオメガとして抱かれたくなかったのだろう。
・・・ヒートが未だ来ていないというのは些か気にはなるが。
───セッカがあの子なら、もう18歳になっているはず。
アルファだったはずだから、後天的にオメガになったのならそういうイレギュラーも有り得るのだろうか・・・。
近いうちに辺境伯に連絡を取ろう。
───今はとにかく、セッカを甘やかしてドロドロにして、気持ちいいことだけを教えてやらないと・・・。
魔力譲渡も兼ねて───。
「───いっぱいシような、セッカ」
「・・・・・・お手柔らかに・・・お願い・・・シマス」
ロルフの言葉に何かを感じたのか、ふるりと震えたセッカを、爛々とした瞳で見つめるのだった。
ロルフの部屋のベッドはセミダブルだった。
・・・いや、獣人などは体格の良い者が多いから、これが通常サイズなのかもしれないな・・・・・・。
なんて余裕ぶっこいていられたのもここまで。
案外早くアンアン言わせられているのは、俺が経験値ゼロだからか、それともルゥルゥが凄絶テクの持ち主なのか・・・。
「───っあ・・・、ルゥ・・・そこっ・・・!」
「───ココ? 気持ちいいんだ?」
「あっあっ! ダメだってば! ビリビリするゥ・・・・・・!」
まだ指を一本入れられただけなのに、違和感は最初だけ。
さすがオメガと言おうか、ヒートでもないのに最初にルゥルゥに口付けをされて口腔を嬲られながら魔力を流され、身体が敏感になってきた。
耳から首筋を滑り落ちた厚い舌は、鎖骨をひと舐めしてから甘噛みした。
それにヒクリと反応するセッカ。
まだ始まったばかりなのに、すでにセッカのオメガらしい慎ましやかな陰茎が首をもたげてきた。
オメガには子種が無い。
いや、正確には子種が含まれない精液は出る。
いわゆる無精である。
だからオメガは子を孕むだけ。
その為、後孔は少しの刺激であっと言う間に愛液で満たされ、アルファの精液がはやく欲しいと卑猥にヒクつく。
恥ずかしいという感情はすでに遠くに追いやられ、セッカはロルフの術中に嵌まっていった。
───こんなん・・・初めてで知ってしまったら、戻れなくなる・・・!
辛うじて残っている理性で危機感を感じて髪を乱して頭を振るセッカ。
「───ぁ、だめ・・・こんな・・・・・・っ」
「・・・気持ちいい?」
「ぁう・・・・・・よすぎて・・・や・・・もう、戻れな・・・!」
ソレを聞いたロルフはうっそりと笑った。
「まだ、指一本だよ? 本番はまだまだこれからだ。・・・大丈夫?」
「───っむりむりむりっ! ああっうそ、まだ一本?!」
「そう。俺のを受け入れるなら、せめて3本は入らないと・・・。それでも処女のセッカにはキツいと思うぞ」
「───ひっ・・・なん、やあ・・・むりぃ・・・」
まだ最初なのにすでに泣きが入ったセッカに、後孔を広げる手は止めずに目尻や頬に口付けを落として宥めていくロルフ。
「大丈夫、ちゃんと痛くしないようにしっかり広げてあげるから・・・。だから怖がらないで」
「───っく・・・本当に? 痛くしない?」
不安そうに潤んだ瞳を揺らすセッカにことさら優しく微笑んで頷く。
「もちろん。セッカには気持ちいいことだけを知って欲しいから・・・魔力譲渡の為だけじゃなく、ね?」
「・・・じゃあ、がんばる・・・」
セッカも涙ぐみながら精一杯の微笑みでそう言った。
───結果、この後も長きにわたりぐでんぐでんのドロッドロに愛されることになろうとは、この時のセッカは欠片も思わなかったのであった。
経験値皆無の成せる技である。
アレは雄になった攻めにする態度じゃなかった。
あの宣言通り、優しく、ソレはもう焦れったいほど丁寧にロルフはセッカの未踏の後孔を解していった。
時間はどれ程過ぎたのだろうか。
すでに後孔はロルフの骨張った太く長い指を三本飲み込み、なんなら四本目も時折入っている。
その間に何度達したか分からないほど、セッカは己の薄い腹に白濁を撒き散らした。
もう出るモノは水のような液体がちょろちょろとだけ。
「───っ、あっ・・・るぅ・・・も、むりぃ・・・」
すでにナカイキを覚え込まされ、何処を触れられてもビクビクと身体を跳ねさせる。
元々魔力枯渇状態で体力の落ちているところに、執拗にイかされ開発された身体が悲鳴をあげていた。
───早く、早く精液が欲しい。
───アルファの魔力が欲しい。
「───るぅ・・・おくにぃ・・・るぅの、せいえき・・・ほしい・・・・・・はやくぅ・・・」
「───!! ああ、これから好きなだけやるからな!」
しまいにはセッカからお強請りされて、やった、とニヤリと笑うロルフ。
実はセッカから求められるまで己も堪えていたのだ。
───これで身体は俺に堕ちたな。
ロルフは深く息を吸い、何とか冷静になってからセッカに告げた。
「───中出しする事になるから、魔法で避妊をするぞ。念の為、避妊の水薬も飲んでおこう。持っているか?」
「・・・・・・るぅ? なに? はやくぅ」
「・・・・・・蕩け過ぎたか・・・。とりあえず俺の手持ちを飲んで?」
そう言って口移しで飲ませる。
アルファの精液だ。
ヒート以外でも孕む事は十分あるからな。
「───んく・・・っはあ・・・あまぁい・・・」
「・・・ああ、魔力の相性が良すぎて、どこもかしこも甘いな・・・。俺の───」
トロンとしっぱなしのセッカに口付けをしながら、ロルフは漸く、待ちに待った瞬間に歓喜した。
眼下には同じように待ち侘びているセッカが、嬉しそうに微笑んだ。
「「───やっと、一つに・・・」」
ロルフは一気に突き入れたいのを我慢し、柔らかく潤んだセッカの後孔に、セッカが痛くないように慎重に剛直を挿入した。
セッカの後孔は嬉しそうに飲み込んでいく。
「───あっ・・・、あちゅい・・・・・・苦し・・・」
「・・・・・・ック、キツい。狭い・・・・・・良すぎる」
お互いをぎゅうっと抱き締めながら徐々に進んでいき、最後まで入った後は少し馴染ませようと止まっていたが・・・。
セッカが堪えきれずに無意識に腰をうずうずと動かしていて、ロルフはふはっと笑った。
「───おねがいぃ・・・るぅ・・・動いてぇ・・・おくまで、きてぇ・・・!」
「っ! ああもうっ・・・大切に抱きたいのに・・・っ!!」
「───ひあっ?!」
セッカの無意識の煽りに思わず腰をガツンと突き入れるロルフ。
セッカの甘い嬌声に、更に激しく、しかし痛く苦しくないように丁寧に腰を動かし始めた。
───こうしてそのまま一晩中魔力譲渡のセックスをしていたロルフ達だった。
───宿の食堂では、同じようにここを定宿にしているダートとスレッドが退院してきたセッカの様子を見ようと下に集まったが、どうやら魔力譲渡をしているらしいと察して、別料金で昼飯を注文しながら談笑していた。
何故そうと思ったかというと、昨日、治療院でそういう話を聞いていたのと、コハクが一人・・・イヤ一羽?で屋根で寝ているのを見つけたからだ。
声をかけたら自分達のところに寄ってきてセッカの元に戻らずにいるので、コイツ、空気を読んだな、と思った次第である。
「何だ、ご主人様はアレか、ロルフと魔力譲渡でもしてんのか」
『そうだ』
「お邪魔虫ってか?」
『閨事を覗く趣味はない』
「・・・・・・何となく言ってることが伝わってくるような」
「やっぱり、ただの従魔じゃねえよなあ」
「───俺等と昼飯、食うか? 昨日はお前の威圧とかで楽だったから、お礼に奢るぜ?」
『ソレは本当か?!』
思わずといった感じに羽根を広げて叫ぶコハクに、コイツやっぱり面白えと笑う二人だった。
ちなみに、翌朝セッカはへとへとだったが、魔力はまだ10分の1くらいしか回復していなかった。
それを知ったロルフに、毎晩、十日連続で抱かれて、さすがにお腹いっぱいと泣きが入り。
それからは、魔力譲渡と言う名の、セフレのような関係になっていったのだった・・・・・・。
※やっと、やっと、回想終わり・・・・・・。
次話から冒頭の現在の時間に戻る予定です。
ロルフはセッカの言葉を額面通りに受け取った。
自分とならイヤでは無い、むしろその他のヤツの方がイヤだというセッカの言葉は、無意識にロルフの魔力の相性が良くて惹かれているという事。
そしてセックスが初めてという自己申告も疑わなかった。
───オメガであることを隠して生きてきたらしいセッカ。
ロルフも治療院で寝衣に着替えさせるその時まで気付かなかったくらい、首輪も目立たなかった。
それくらい完璧に隠蔽してまでオメガとして抱かれたくなかったのだろう。
・・・ヒートが未だ来ていないというのは些か気にはなるが。
───セッカがあの子なら、もう18歳になっているはず。
アルファだったはずだから、後天的にオメガになったのならそういうイレギュラーも有り得るのだろうか・・・。
近いうちに辺境伯に連絡を取ろう。
───今はとにかく、セッカを甘やかしてドロドロにして、気持ちいいことだけを教えてやらないと・・・。
魔力譲渡も兼ねて───。
「───いっぱいシような、セッカ」
「・・・・・・お手柔らかに・・・お願い・・・シマス」
ロルフの言葉に何かを感じたのか、ふるりと震えたセッカを、爛々とした瞳で見つめるのだった。
ロルフの部屋のベッドはセミダブルだった。
・・・いや、獣人などは体格の良い者が多いから、これが通常サイズなのかもしれないな・・・・・・。
なんて余裕ぶっこいていられたのもここまで。
案外早くアンアン言わせられているのは、俺が経験値ゼロだからか、それともルゥルゥが凄絶テクの持ち主なのか・・・。
「───っあ・・・、ルゥ・・・そこっ・・・!」
「───ココ? 気持ちいいんだ?」
「あっあっ! ダメだってば! ビリビリするゥ・・・・・・!」
まだ指を一本入れられただけなのに、違和感は最初だけ。
さすがオメガと言おうか、ヒートでもないのに最初にルゥルゥに口付けをされて口腔を嬲られながら魔力を流され、身体が敏感になってきた。
耳から首筋を滑り落ちた厚い舌は、鎖骨をひと舐めしてから甘噛みした。
それにヒクリと反応するセッカ。
まだ始まったばかりなのに、すでにセッカのオメガらしい慎ましやかな陰茎が首をもたげてきた。
オメガには子種が無い。
いや、正確には子種が含まれない精液は出る。
いわゆる無精である。
だからオメガは子を孕むだけ。
その為、後孔は少しの刺激であっと言う間に愛液で満たされ、アルファの精液がはやく欲しいと卑猥にヒクつく。
恥ずかしいという感情はすでに遠くに追いやられ、セッカはロルフの術中に嵌まっていった。
───こんなん・・・初めてで知ってしまったら、戻れなくなる・・・!
辛うじて残っている理性で危機感を感じて髪を乱して頭を振るセッカ。
「───ぁ、だめ・・・こんな・・・・・・っ」
「・・・気持ちいい?」
「ぁう・・・・・・よすぎて・・・や・・・もう、戻れな・・・!」
ソレを聞いたロルフはうっそりと笑った。
「まだ、指一本だよ? 本番はまだまだこれからだ。・・・大丈夫?」
「───っむりむりむりっ! ああっうそ、まだ一本?!」
「そう。俺のを受け入れるなら、せめて3本は入らないと・・・。それでも処女のセッカにはキツいと思うぞ」
「───ひっ・・・なん、やあ・・・むりぃ・・・」
まだ最初なのにすでに泣きが入ったセッカに、後孔を広げる手は止めずに目尻や頬に口付けを落として宥めていくロルフ。
「大丈夫、ちゃんと痛くしないようにしっかり広げてあげるから・・・。だから怖がらないで」
「───っく・・・本当に? 痛くしない?」
不安そうに潤んだ瞳を揺らすセッカにことさら優しく微笑んで頷く。
「もちろん。セッカには気持ちいいことだけを知って欲しいから・・・魔力譲渡の為だけじゃなく、ね?」
「・・・じゃあ、がんばる・・・」
セッカも涙ぐみながら精一杯の微笑みでそう言った。
───結果、この後も長きにわたりぐでんぐでんのドロッドロに愛されることになろうとは、この時のセッカは欠片も思わなかったのであった。
経験値皆無の成せる技である。
アレは雄になった攻めにする態度じゃなかった。
あの宣言通り、優しく、ソレはもう焦れったいほど丁寧にロルフはセッカの未踏の後孔を解していった。
時間はどれ程過ぎたのだろうか。
すでに後孔はロルフの骨張った太く長い指を三本飲み込み、なんなら四本目も時折入っている。
その間に何度達したか分からないほど、セッカは己の薄い腹に白濁を撒き散らした。
もう出るモノは水のような液体がちょろちょろとだけ。
「───っ、あっ・・・るぅ・・・も、むりぃ・・・」
すでにナカイキを覚え込まされ、何処を触れられてもビクビクと身体を跳ねさせる。
元々魔力枯渇状態で体力の落ちているところに、執拗にイかされ開発された身体が悲鳴をあげていた。
───早く、早く精液が欲しい。
───アルファの魔力が欲しい。
「───るぅ・・・おくにぃ・・・るぅの、せいえき・・・ほしい・・・・・・はやくぅ・・・」
「───!! ああ、これから好きなだけやるからな!」
しまいにはセッカからお強請りされて、やった、とニヤリと笑うロルフ。
実はセッカから求められるまで己も堪えていたのだ。
───これで身体は俺に堕ちたな。
ロルフは深く息を吸い、何とか冷静になってからセッカに告げた。
「───中出しする事になるから、魔法で避妊をするぞ。念の為、避妊の水薬も飲んでおこう。持っているか?」
「・・・・・・るぅ? なに? はやくぅ」
「・・・・・・蕩け過ぎたか・・・。とりあえず俺の手持ちを飲んで?」
そう言って口移しで飲ませる。
アルファの精液だ。
ヒート以外でも孕む事は十分あるからな。
「───んく・・・っはあ・・・あまぁい・・・」
「・・・ああ、魔力の相性が良すぎて、どこもかしこも甘いな・・・。俺の───」
トロンとしっぱなしのセッカに口付けをしながら、ロルフは漸く、待ちに待った瞬間に歓喜した。
眼下には同じように待ち侘びているセッカが、嬉しそうに微笑んだ。
「「───やっと、一つに・・・」」
ロルフは一気に突き入れたいのを我慢し、柔らかく潤んだセッカの後孔に、セッカが痛くないように慎重に剛直を挿入した。
セッカの後孔は嬉しそうに飲み込んでいく。
「───あっ・・・、あちゅい・・・・・・苦し・・・」
「・・・・・・ック、キツい。狭い・・・・・・良すぎる」
お互いをぎゅうっと抱き締めながら徐々に進んでいき、最後まで入った後は少し馴染ませようと止まっていたが・・・。
セッカが堪えきれずに無意識に腰をうずうずと動かしていて、ロルフはふはっと笑った。
「───おねがいぃ・・・るぅ・・・動いてぇ・・・おくまで、きてぇ・・・!」
「っ! ああもうっ・・・大切に抱きたいのに・・・っ!!」
「───ひあっ?!」
セッカの無意識の煽りに思わず腰をガツンと突き入れるロルフ。
セッカの甘い嬌声に、更に激しく、しかし痛く苦しくないように丁寧に腰を動かし始めた。
───こうしてそのまま一晩中魔力譲渡のセックスをしていたロルフ達だった。
───宿の食堂では、同じようにここを定宿にしているダートとスレッドが退院してきたセッカの様子を見ようと下に集まったが、どうやら魔力譲渡をしているらしいと察して、別料金で昼飯を注文しながら談笑していた。
何故そうと思ったかというと、昨日、治療院でそういう話を聞いていたのと、コハクが一人・・・イヤ一羽?で屋根で寝ているのを見つけたからだ。
声をかけたら自分達のところに寄ってきてセッカの元に戻らずにいるので、コイツ、空気を読んだな、と思った次第である。
「何だ、ご主人様はアレか、ロルフと魔力譲渡でもしてんのか」
『そうだ』
「お邪魔虫ってか?」
『閨事を覗く趣味はない』
「・・・・・・何となく言ってることが伝わってくるような」
「やっぱり、ただの従魔じゃねえよなあ」
「───俺等と昼飯、食うか? 昨日はお前の威圧とかで楽だったから、お礼に奢るぜ?」
『ソレは本当か?!』
思わずといった感じに羽根を広げて叫ぶコハクに、コイツやっぱり面白えと笑う二人だった。
ちなみに、翌朝セッカはへとへとだったが、魔力はまだ10分の1くらいしか回復していなかった。
それを知ったロルフに、毎晩、十日連続で抱かれて、さすがにお腹いっぱいと泣きが入り。
それからは、魔力譲渡と言う名の、セフレのような関係になっていったのだった・・・・・・。
※やっと、やっと、回想終わり・・・・・・。
次話から冒頭の現在の時間に戻る予定です。
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